ガルシアです。
「すぐに罪悪感を感じてしまいます」
「自分を責めることがやめられません」
よくこういうご相談を受けることがあります。
このふたつは心のしくみ的には、
とてもよく似たものです。
罪悪感とは「わたしが悪いんだ」と
自分を責めている、ということです。
相手は悪くない、悪いのはわたしだ。
わたしが間違っている、
だから、相手は間違っていない。
そうやっていつも自分が悪者になって、
謝ることで、
人間関係の折り合いをつけてきた。
その心のクセが、罪悪感の正体です。
その根っこには、
「いつもいい子でなければ人から愛されない」
という思い込みがあります。
その思い込みが強い人は、
以下のふたつのパターンに分かれます。
「絶対に良い子でいなければいけない」
という人は、
人から愛されるためにも、
絶対に自分が悪いことを認めません。
悪い子では愛されないからです。
常に言い訳をします。
「わたしは悪くない。悪いのはあの人」
だから常に被害者であろうとします。
嘘をついてでも加害者であることを、
絶対に認めようとしません。
「いつもいい子にしていなければ愛されない」
素直でいい子でいるために、
すぐに自分の非を認めて素直に謝って、
許してもらおうとします。
こういう人は、
いつも自分が悪いのだ、と考えます。
だからすぐに謝ってばかりいます。
謝ってしまう、ということは、
「悪いのはわたし。あの人は悪くない」
ということです。
そうやって常に相手を被害者にしてしまいます。
常に自分が加害者であろうとします。
相手はなにも被害を受けていないのに、
相手はなにも文句を言っていないのに、
謝ってばかりいるから、
いつも相手を「謝らせてしまう人」
つまり被害者に仕立て上げてしまいます。
相手が良かれと思ってした行為にも、
「ありがとうございます」ではなく
「すみません」と謝ってしまいます。
そういう人は相手からの好意を
受け取り損ねてしまいます。
あなたが罪悪感を感じて、
勝手に悪者になってしまえば、
相手を被害者にしてしまいます。
あなたが常に自分の正しさを主張すれば、
相手を加害者にしてしまいます。
どちらもそこに相手の意思はありません。
どちらもあなたの自分勝手な妄想が、
相手を被害者にしたり、
加害者に仕立て上げたりしているのです。
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