ガルシアです。
先日こんな記事を書きました。
自分を責める人が勘違いしていることがあります。
それは、
「わたしのせいだ」ということが、
「わたしが悪いんだ」にはならない、
ということです。
たとえば通常の会話では、
「あなたのせいです」と言えば、
相手が悪い、という意味になります。
相手のせいにすれば、
「わたしが悪かったって言うの？」
と言われます。
～～のせい、という意味と、
～～が悪い、という意味は、
ほぼ同じ意味で使われています。
でもじつはそうではありません。
あなたがたとえ上司に命令されても、
残業することを選択したのは、
あなたです。
あなたが残業したのは上司のせいではありません。
残業したのはあなたのせいです。
でも、上司本人にとっては、
部下を残業させたのは、上司のせいです。
それぞれの言動の責任は、
それぞれの個人にあります。
これは良いとか悪いとか、
正しいとか間違っているという話ではありません。
一般的には、
わたしのせい、というのは
わたしが悪い、という意味です。
ここがイコールになってしまっていることが、
自分責めの原因のひとつです。
自分を責めて罪悪感に苛まされる人は、
ここの区別がついていません。
誰の意思によってそれが選択されたのか、
ということと、
良いか悪いかというのは別の話なのです。
というよりも、
そこに良いも悪いもありません。
そこには、ただ選択した責任があるだけです。
梅雨時期に雨が降らなければ、
作物は実りません。
その年に凶作になったのは、
天気のせいです。
でも晴れが悪い、とは言いません。
水害が起きるのは雨のせいです。
でも雨が悪い、とは言いません。
たとえどんな言動であったとしても、
すべての言動の責任が本人にあるからこそ、
わたしたちは自分の選択で、
人生を変えていくことができます。
あなたの行動が誰かのせいだったら、
あなたはあなたの人生を
自分で変えていくことができない、
その選択肢は無い、
ということになってしまいます。
たとえどんなにあなたがあなたの行動を、
周りの状況のせいにしようとも、
それを選択したのはあなたです。
だからこそその結果についても、
あなたのせいです。
でも、あなたに責任があるからと言って、
そのことを良くない、悪い、
と考える必要はありません。
起きた出来事でも、感情でも、
自分の判断や行動や結果でも、
とにかくすべてのものを
すぐに良し悪しや正誤で判断してしまうことが、
罪悪感や自分責めを生み出している原因です。
自分の意思で選択した、という自覚は大切ですが、
それを良し悪しでジャッジする必要はありません。
あなたの人生で起きることはすべて、
あなたに選択権があるからこそ、
わたしたちは《なりたい自分》になれる方を、
選択し続けることができるのです。
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