ワクワクで行こう♪~心の方程式~

本当はそうだったのか!目から鱗の心理学 なぜどの方法も上手くいかなかったのか。 その理由と心のしくみをお話します。

第六章 なぜ頑張ってもあなたはなかなか変われないのか

ガルシアです。

前の章の終わりで、

「では、そんな自分を変えようと

あなたが頑張っている時、

あなたの中には、

どんなイメージが

浮かんでいるのでしょうか」

と書きました。

 

「もうこんな自分は嫌だ」

「本気で変わりたい」

そう思った時、

多くの人は

すごく頑張って変わろうとします。

 

頑張って勉強しようとする。

頑張って行動を変えようとする。

頑張って前向きに考えようとする。

そうやって

なんとか頑張って

今までの自分を変えようとします。

 

それでも変われないと、

「こんな頑張りじゃダメなんだ」

と思って、

諦めそうになる自分を責めたり、

三日坊主な自分にダメ出しをしたり、

ヤル気が出ないのは怠け者だからだ、

と自分を責めたりします。

 

本やセミナーでも

自分を変えるためには、

現状に甘んじない、

絶対に変わるんだという強い意志、

「絶対にこのままの自分では嫌だ」

という強い気持ちが必要だとされています。

 

「こんな自分はもう嫌だ」

という思いが強いからこそ、

「自分を変えたい」

と強く望んでいるはずなのに、

そんな時にあなたが思い浮かべているのは、

直したい、改善したい《嫌いな》自分です。

 

人前でうまく話せない自分。

何をやっても続かない自分。

すぐに落ち込んでしまう自分。

頑張ろうとしても頑張れない自分。

 

でも、

そこをなんとかしたいと思えば思うほど、

なんとかしたいはずのその場面が、

前の章で書いたとおりに、

潜在意識に何度も届いてしまいます。

あなたが欠点を改善しようと、

頑張れば頑張るほど、

その欠点のイメージが、

潜在意識に何度も届いてしまうのです。

 

 

それだけではありません。

「頑張って変えようとする」

ということは、

「頑張らないと、

なかなか変われない人」

という思い込みを

あなたの心の中に作ってしまうことに

なってしまいます。

 

「改善したい部分」「欠点」「嫌な自分」

「頑張らないとなかなか変われないわたし」

というイメージを潜在意識が受け取ってしまうと、

せっかくのあなたの努力も報われず、

「こんなに頑張っているのに

どうして結果が出ないんだろう」

と悩むことになってしまいます。

 

しかも、そのときのあなたは、

おそらく焦って不安になっています。

「このままではダメだ」

と、強く感じています。

 

思わず強い感情が湧いてしまうイメージほど、

潜在意識には、しっかりと届きます。

そして、

「このままではダメだ」

「改善したい部分」「欠点」「嫌な自分」

「頑張らないとなかなか変われないわたし」

というイメージが積み重なったもの。

 

それが、

あなたが自分で自分のことをどう思っているのか、

という、

《あなたのセルフイメージ》

になってしまいます。

 

潜在意識が受け取ったイメージのせいで、

頑張ってもなかなか努力が報われないのに、

頑張ってやろうとすればするほど、

「頑張らないとなかなか変われないわたし」

というイメージが

さらに潜在意識に繰り返し届き、

あなたのセルフイメージは

さらに強化されてしまいます。

 

努力が足りないから、

変われないのではありません。

変わろうとして努力するたびに、

潜在意識に届けられるのは、

変わった自分のイメージではなく、

「頑張らないとできないわたし」

「頑張らないとなかなか変われないわたし」

というイメージのほうなのです。

 

 

それでも、人は変わります。

 

十年前の自分と、今の自分。

年齢は別にしても、

心の中身が十年前とまったく同じだ、

と思う人はいないはずです。

 

気がついたら、

前ほど人の目が気にならなくなっていた。

昔はあんなに気にしていたことを、

今はもう、なんとも思っていない。

なによりも十年前に気にしていたことなんて、

もう思い出すこともできないはずです。

その変化は変わるために、

あなたが何かを頑張ったからではありません。

 

いつのまにか

潜在意識に届くイメージが変わり、

セルフイメージが変わり、

その結果として、

感じ方も、行動も、変わったのです。

変えようとしたから、

変わったわけではありません。

 

もちろん、

変わるための努力なんて必要ない、

という話ではありません。

なりたいあなたになるためには、

努力は必要です。

 

でも、あなたも好きなことに夢中になって、

もっと上手くなりたくて、

何時間も練習したり、

なにかに打ち込んだことがあるかもしれません。

それは他人が見れば、

紛れもなく頑張って努力している人です。

 

でも、夢中になっている時は、

「ダメな自分をなんとかしよう」

とは思わなかったはずです。

もっと上手くなりたいから、

つい夢中になる。

やればやるほど

できることが少しずつ増えていき、

出来たことが嬉しくて、

またつい夢中になって練習してしまう。

 

その繰り返しがいつの間にか、

「頑張ればできるわたし」

というイメージを潜在意識に届け、

あなたのパフォーマンスを引き出し、

セルフイメージを変えていったのです。

 

「今の自分を直したい」

と思って頑張ることと、

「もっとこうなりたい」

と思って頑張ることは、

似ているようで、

潜在意識に届くイメージはまったく違います。

 

「とにかく頑張れば変われる」

ということではありません。

あなたが頑張っている時、

あなたは何をイメージしているのか。

そのイメージの違いによって、

結果は全く変わってしまいます。

 

それでも

今の自分に不満があって、

「もうこんな自分は嫌だ」

「欠点を何とかしたい」

「こんな自分を変えたい」

とあなたが強く思ってしまう時、

そのイメージを避ける方法は

無いのでしょうか。

 

次の章では、そのことについて書いてみます。

 

 

 

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第五章 人は現実ではなくイメージに反応している

ガルシアです。

前の章の終わりで、

「では、あなたが選んだわけでもないその感情は、

いったい何に反応して湧いてくるのでしょうか。」

と書きました。

 

感情は、起きた出来事に反応して湧いている。

誰だってそう思っています。

 

たとえば、

もしもあなたが出かけた先で、

「財布忘れちゃった!」

と思ったとします。

カバンのどこを探しても、見つからない。

血の気が引いて、

「どうしよう・・・」と思います。

今から引き返すことも考えます。

 

そのうち、

いつもは使わないカバンの内ポケットから、

財布がひょっこり出てきました。

「あ!こんなとこにあった!」

とほっと胸をなでおろしたとします。

 

でも、財布は最初から、

ずっとカバンの中にありました。

現実は、一度も変わっていません。

財布は初めからそこにあったのです。

それなのに、感情は二度も大きく動きました。

 

一度目は、「財布が無い」と思った時に。

二度目は、「やっぱりあった」と分かった時に。

最初からそこにあると分かっていたら、

どちらの感情も湧かなかったはずです。

 

あるいは、

たとえば、相手の一言で、傷ついた。

まだ起きていない先のことが、不安になった。

昔の出来事を思い出して、苦しくなった。

 

でも、

まだ起きていない未来のこと。

もう終わってしまった過去の出来事。

それらをイメージしている時、

あなたはただ部屋で

椅子に座っていただけかもしれません。

現実になにかが目の前で

起きているわけではありません。

 

それなのに、不安になる。

苦しくなる。

 

では、そのときあなたは、

何に反応していたのでしょうか。

 

それはあなたが浮かべた、

頭の中のその場面です。

 

うまくいかない未来の自分。

あの日の、あの出来事。

感情は、あなたが思い浮かべる

そのイメージこそに湧いています。

 

「でも相手が酷いことを言ったのは、

ほんとうに起きたことだから、

イメージじゃない、財布とは違う!」

と思うかもしれません。

たしかに、言葉は実際に

あなたの耳に届いています。

それはイメージではありません。

 

耳は、センサーです。

目も、鼻も、舌も、肌も、そうです。

センサーは、壊れていないかぎり、

誰でも同じものを受け取っています。

耳に届いたその言葉は現実です。

 

でも耳に届いたその言葉が、

あなたの心の中で、

「見下された」

「バカにされた」

「嫌われた」

というイメージを生みます。

 

もちろん、同じ言葉を聞いても、

何とも思わない人もいます。

 

実際は励まされたことを

「プレッシャーを掛けられた」

と受け止める人もいます。

あなた自身でさえ、

別の日だったら、

もしかしたら笑って

流せていたのかもしれません。

 

目の前で何かが起きたときは、

まず五感というセンサーが受け取ります。

それが心というフィルターを通って、

あなたの中にイメージを生みます。

感情は、

そのイメージに対して湧いています。

 

過去のことも未来のことも

現実に目の前で起きたことも

どちらにしても感情が湧いているのは、

いつもイメージに対してです。

 

このフィルターを外して、

世界を受け取れる人はいません。

誰もが、【自分の心】という

フィルターを通った情報しか、

受け取れていません。

 

これは

「あなたの受け取り方が悪い」

という話ではありません。

そして、相手の言ったことを、

かばう話でもありません。

 

もちろん

「受け取り方を変えましょう」

という話でもありません。

でも、受け取り方を変えたくなるのは、

いつも、嫌な気持ちを感じたときだけです。

 

その時点であなたは、

湧いた感情を、

「良くない事」

「改善すべきこと」として

また問題視しています。

 

 

そしてもう一つ。

イメージに反応しているのは、

あなたの感情だけではありません。

 

大事な発表の前の日。

まだ何も始まっていないのに、

手のひらに汗がにじんできます。

 

汗をかこうとしたわけでもないのに、

あなたの意思とは関係なく、

身体が勝手に反応しています。

 

目の前に、聴衆はいません。

身体が反応したのは、

あなたが明日の発表会を、

思い浮かべたからです。

汗をかかせたのは、

あなたの意思ではありません。

 

あなたが意識しないところで、

いつも働いている領域。

それが《潜在意識》です。

潜在意識が受け取っているのは、

現実ではなく、イメージです。

目の前のあなたの現実よりも、

今はまだどこにもない、

明日の発表会のイメージを

潜在意識は受け取っています。

 

「失敗したくない」

そう思ったとき、

言葉に詰まる自分。

静まり返った会場。

失敗している場面を

イメージしてしまいます。

 

あなたがどんなに

「失敗したくない」

と思ったとしても、

「~したくない」には、

浮かべる場面がありません。

だから潜在意識に届くのは、

失敗している場面です。

 

「嫌われたくない」と思えば、

嫌われる場面が。

「もう二度とあんな思いはしたくない」

と思えば、

あんな思いをした場面が。

 

避けたいと思えば思うほど、

避けたいはずのその場面が、

何度も潜在意識に届いてしまいます。

 

第二章で、壁のシミの話を書きました。

「気にしないようにしよう」

とすればするほど、

かえって気になってしまう。

あれも、同じしくみです。

 

だからといって、

「失敗したくない

と思わないようにする」

こともできません。

思わないようにしようとすればするほど、

その場面を、何度も

思い浮かべることになるからです。

 

では、そんな自分を変えようと

あなたが頑張っているとき。

あなたの中には、

どんなイメージが

浮かんでいるのでしょうか。

 

次の章では、そのことについて書いてみます。

 

 

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第四章 感情はコントロールできない

前の章で、こう書きました。

「現在地を、問題として扱おうとするとき、

そこには必ず、あなたの感情が伴います。」

 

 

不安になってしまう。

怒ってしまう。

落ち込んでしまう。

人の言葉に傷ついてしまう。

 

そんなとき、わたしたちは、

湧いた感情だけでなく、

そんな感情を持った自分まで問題にします。

 

もっと落ち着かなければいけない。

こんなことで腹を立ててはいけない。

いつまでも落ち込んでいてはいけない。

 

そして、どうにかして感情を変えようとします。

 

不安を消す方法。

怒らない方法。

傷つかない方法。

 

世の中にその手の方法があふれているのは、

それだけ多くの人が、

自分の感情を

どうにかしたいと思っているからです。

 

「嫌な気持ちなんて、感じたくない」

そう思うのは、誰にとっても自然なことです。

でも、うまくいったことがないはずです。

 

たとえばあなたが、

大好きなラーメンを一口食べたとします。

「おいしい」

そう感じるはずです。

 

その「おいしい」は、

あなたが意図的に作り出したものでしょうか。

違います。

思わず、そう感じてしまっただけです。

 

そして、美味しさを感じたあとで

それを無かったことにしようとしても、

一度感じてしまったことは、

もう「感じなかった」

ことにはできません。

 

どのくらい美味しかったのか。

その美味しさの度合いは、

あなたが自分の意思で、

コントロールしたものではありません。

思わず湧いてきたものです。

 

それと同じように、

ひと口食べて「まずい」と思ったものを、

自分の意思で無かったことにはできません。

ましてや気合や根性で

美味しくすることもできません。

 

もし、できるのだとしたら。

あなたは何を食べても、

「美味しい」

と感じられることになってしまいます。

 

そうなってしまったら、

あなたには味の好みというものが

無いことになってしまいます。

 

好きなものも嫌いなものも

無くなってしまいます。

そんなことになってしまえば、

あなたは自分が何を好きなのかが、

分からなくなっています。

 

感情が思い通りにならないのは、

あなたの心が壊れているからではありません。

うまくコントロールできないからでもありません。

学びが足りないせいでもありません。

 

思い通りにならないからこそ、

あなたには好き嫌いがあり、

あなただけの好みがあるのです。

 

ただし、

怒りが湧いた自分に対して、

「あんなことで怒らない自分になりたい」

と望むのは、

「なりたい自分」の話であって、

感情のコントロールの話ではありません。

この話は後述します。

そして、もう一つ、

とても大切なことがあります。

それはあなたの感情そのものに、

良いも悪いも、

正しいも間違いも、

無い、ということ。

 

世間一般では、

嬉しい、楽しい、心地よい。

これをポジティブな感情と呼び、

不安、怒り、悲しみを

ネガティブな感情と呼びます。

 

でも、

悩んでしまうのはいつも、

不快なほうを感じたときだけ。

必ずそうなっているはずです。

 

その証拠に、

「美味しい!」と感じたとき、

あなたは

「この感情を感じてもいいのだろうか」

とは悩みません。

嬉しいと感じた自分を、

反省したりもしません。

 

問題を作っているのは、

湧いた感情のほうではありません。

感情は自然と湧いてしまった以上、

あなたの意思でコントロールすることは出来ません。

 

それなのに、

自然に湧いた感情に対して、

快の時は何も思わないのに、

不快さを感じた時だけ、

善悪や良し悪しや正誤といった

判断基準を持ち込み、

「そんな感情を感じてはダメだ」

と判断する思考のクセが

あなたの悩みや問題を

生んでしまっています。

 

本来、善悪も良し悪しも正誤もない世界へ、

善悪や正誤や良し悪しという

判断基準を持ち込んで、

自分をジャッジしてしまう。

これが自己否定の発生源です。

ぜひもう一度第一章から

ゆっくり読み直して見てください。

 

だから、感情そのものは

消す必要も、

押さえ込む必要も、

良い感情へ変える必要もありません。

そんなことは

やろうと思っても出来ないはずです。

 

もちろんこれは、湧いた感情を

そのまま相手へぶつけて「良い」、

という話ではありません。

感情を好きになろう、受け入れよう、

という話でもありません。

さらに言えば、

「あなたの感じる感情は、すべて正しい」

ということでもありません。

 

正しいと言った時点で、

また正しさの話に戻っています。

正しくも、間違ってもいない。

ではなく、そこには

正解も不正解も存在しないのです。

ただ、湧いている、

ただそれだけです。

 

では、あなたが選んだわけでもないその感情は、

いったい何に反応して湧いてくるのでしょうか。

次の章では、

感情が湧いてくる原因について書いてみます。

 

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