ガルシアです。
あなたが幸せだと思うかどうか、
幸せを感じるかどうかは、
正解を知っているかどうか、ではありません。
幸せ、と考えてしまうと、
ちょっと抽象的で分からなくなってしまいます。
心が快を感じたことが幸せの定義なら、
美味しい、というのも
味覚を通した幸せです。
味覚を通してあなたの心が快を感じたのです。
だったら、嬉しい、楽しい、気持ちいい、
喜ぶ、笑う、可愛い、カッコいい、
ほっこりする、なごむ、癒される、なども
これも全部《幸せ》です。
あなたの心が快を感じた瞬間が、
あなたが幸せを感じた瞬間です。
あなたが幸せになった瞬間です。
だから幸せかどうか、は
正解を知っているかどうか、
ではありません。
正誤では無い、ということは、
〇か×かということでは無い、
ということです。
あなたが幸せになれるかどうかは、
あなたの心が快を感じるかどうか、です。
感じた感情に〇を出せるかどうか、
ではありません。
もちろん感じた感情を、
否定する必要はありません。
でも、だからと言って、
感情に〇を出そうとする、という行為も、
とても不自然なことです。
たまたま入ったレストランの食事が
あまり美味しくなかった。
正直言うとマズかった、とします。
これは不快です。
心が不快を感じています。
その時に、その不快な感情を
「感じちゃいけない」なんて思わないし、
マズい、と感じた自分に
「〇を出そう」「認めよう」
なんてわざわざ思わないはずです。
「マズいな・・・」
と思うだけです。
それ以上でもそれ以下でもありません。
これが《感情を素直に感じている状態》です。
これは無意識にやっていることなので、
「素直に感じよう」
と思ってやることでは無いし、
そう思ってできることでもありません。
ただ単純に「あ、マズいな・・」
と思うだけです。
感情を否定しない、というのは
肯定する、という意味ではありません。
そこに〇を出すということではありません。
感情とは感じているものです。
ただそう感じた、というだけです。
感情に良いも悪いもありません。
正しい感情も間違った感情もありません。
肯定する必要も無いから、
否定する必要もありません。
そこにあるのは快か不快か、
好きなのか嫌いなのか、
という違いだけです。
誰にでも好きな食べ物があります。
嫌いなものくらい誰にでもあります。
感情もその違いがある、というだけです。
そもそもあなたの好き嫌いを
あなたの意思で変えられないように、
感情を肯定しようとしたり、
意図的に「素直に感じよう」
としてみたり、
あるいは良くない感情を、
なんとかしようとしたりしても、
あなたの好き嫌いと同じように、
あなたの感情もまた、
あなたの意思で何とかなるものでは無いはずです。
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