ガルシアです。
僕らがなにかをイメージするときには、
無意識のうちに、ついつい
昔からの慣れ親しんだ視点で
イメージしています。
それは無意識に行っているので、
イメージするパターンによって
視点が変わっていることに
ほとんど気がつくことはありません。
どういうことなのか、具体的に書いてみます。
わたしたちは、過去の経験を思い出すときには、
自分から見た視点でイメージしています。
楽しかったことも嫌だったことも、
あなたが見た、感じた、聞いた視点で
そのことを思い出しています。
そこからの視点は、
とてもあなたの感情が湧きやすい視点です。
そして、もちろん感情が伴えば、
そのイメージは潜在意識に届けられます。
楽しかったことも、嬉しかったことも、
嫌だったことや悲しかったことも。
あなたが今見ているような視点で思い出せば、
その時の感情も一緒に、
もう一度よみがえってきます。
これに対して、
あなたがなにかに憧れたり、
なりたい自分のイメージをするときには、
ついつい無意識のうちに、
第三者からの視点でイメージしています。
「こうなりたいなぁ」とイメージしているとき、
あなたには、あなた自身の姿が
目の前に見えている場合がほとんどです。
でもそれは《あなた自身》の視点では無いはずです。
その視点は《あなたを見ている誰か》の視点です。
そして、その視点では、
直接あなたが見ている視点と比べたら、
感情はあまり湧いてこないはずです。
その視点は、あなたが夢を叶えたところを見ている
《あなたではない他の誰か》の視点であり、
その視点では、あなたに起きている出来事は
《他人事》になってしまいます。
だから、あまり感情が湧かないのです。
感情が伴えばそのイメージは潜在意識に届きます。
だとしたら、嫌だったことを
潜在意識に届きやすい方法でイメージして、
なりたい自分や叶えたい夢を、
潜在意識に届きにくい方法で
イメージしていることになってしまいます。
それはほんとうにもったいないことです。
せっかくイメージするのなら、
どうせイメージするのなら、
嫌なことを思い出してしまった時には
第三者からの視点で、
あなたの感情があまり湧かないようにしたほうが、
あなたにとっても、
あなたの潜在意識に撮っても
都合がいいはずなのです。
もちろん思い出してしまったものは、
しかたありません。
《思い出してしまった》ということを
無かったことに出来ないのなら、
せめて視点を変えて、
あなたの感情があまり湧かないようにすれば、
そのイメージが潜在意識に届けられることはありません。
そして、なりたいあなたをイメージするのなら、
あなた自身からの視点で、
あなたの感情がリアルに湧きやすいようにしたほうが、
あなたにとっても、
あなたの潜在意識にとっても、
都合がいいはずです。
なりたいあなたをイメージするのなら、
自分の姿は見えないように。
あなたが過去に体験したことを
思い出す時と同じような視点で。
「もし、そうなったとしたら、どんな感じがするのか」
その「どんな感じがするのか」に思いを馳せている時、
そのイメージは必ず《あなた自身からの視点》
になっているはずです。
そして、
「そうなったら、どんな感じがするのか」
をイメージしているときのほうが、
「あーなりたいなぁ」と思っていた時よりも
はるかに感情が湧いてくるはずなのです。
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