ガルシアです。
わたしたちがなにかの感情を感じた時、
そこには必ずイメージがあります。
感情は起きた出来事に対して湧くのではなく、
必ずイメージに対して湧いてきます。
起きた現実に対して感情が湧くことはありません。
そんなバカな、と思うかもしれませんが事実です。
わたしたちが感情を持ってしまうのは
イメージに対してだけです。
「感情が伴うと潜在意識にイメージが入る」
と言われます。でも、
「感情が伴うと潜在意識に現実が入る」
とは言いません。なぜなら、
感情が湧いてくるのはイメージだけで、
現実に対して感情は湧かないからです。
そして
「感情が伴うと潜在意識にイメージが入る」
と言われるのは、
潜在意識に現実は入らないからです。
現実ではなくイメージにのみ感情が伴います。
感情が湧くのは現実ではなくイメージだけです。
だから潜在意識に入るのはイメージだけです。
わたしたちがふだん生活している時には、
起きた出来事に対して、
感情が湧いている気がしています。
というか、そうとしか思えません。
でもその起きた出来事に対して、
「ということは・・・」という、
その先のイメージが無ければ、
感情が湧くことはありません。
たとえば先日のカウンセリングで出た話ですが、
《状況》営業実績がゼロ
《感情》「嫌だな」
という例がありました。
この場合も、
営業成績がゼロという《状況》に対して、
「嫌だな」という《感情》が
湧いているように見えます。
というか、そうとしか思えません。
でも、じつは営業成績がゼロという状況に対して、
「嫌だな」という感情が湧いているわけでは
ありません。
たとえばこれが、
《状況》今はまだ営業実績がゼロだけど、
来週には大きな契約が決まる予定。
という場合と、
《状況》今のところ営業実績はゼロで、
月末まで特に契約の当ては無い。
という場合とでは、
《今現在の状況》自体はなにも変わらなくても、
《今の感情》はまったく違うはずです。
後者は今月分の仕事はもう終わった気になって、
ウキウキしているかもしれません。
現在の状況がたとえ同じであったとしても、
未来に対するイメージが違うだけで、
感情はまったく変わります。
「嫌だな」という感情は、
まだ契約が取れていない、
今の状況に対してではなく、
「・・・ということは、このままだと
契約が取れることはきっと無いだろう」
「会社に帰ったらまた部長に怒られるのかな・・」
「お客さんのところに行っても、
今日もまたきっと断られるんだろうな」
「ということは、このまま営業しても、
契約が取れないまま月末になりそうだ」
というイメージに対して、
「（そうなったら）嫌だな」
という感情が湧いている、ということです。
イメージが無ければ、
感情が湧くこともありません。
わたしたちは起きた出来事に対して、
無意識のうちにそこから未来をイメージします。
無意識にイメージをしているので、
《イメージしている》
という自覚はほとんどありません。
無意識で無自覚ですから、
どんなイメージをしたのかなんて、
自分でも分かりません。
でも、あなたがなにかの感情を感じた時、
その感情は起きた出来事に対して
感じたものではありません。
そこには必ずあなたの未来に対する、
なにかのイメージがあります。
なにかのイメージ無しに、
わたしたちの心に感情が湧くことはありません。
あなたがなにかの感情を感じた、
ということは、
そこには必ずあなたの《未来へのイメージ》
がある、ということです。
わたしたちの日々の感情は、
あなたが生み出した《未来に対するイメージ》
次第なのです。
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