ガルシアです。
日常生活の中での些細な《快》を
あらためて丁寧に味わってみる。
それはあなたが未来に期待し、
自分の好みをハッキリさせていくためにも、
とても大切な作業です。
でも、それは幸せになるための手段ではなく、
その小さな快を味わうことそのものが目的です。
あなたが幸せを感じた瞬間に敏感になることも
もちろん目的の一つですが、
なによりも「嬉しい」とか「楽しい」とか
「美味しい」と感じることが、
なにかの手段であるはずがありません。
大切なことなので、もう一度言います。
あなたが美味しいと感じること、
そのものが目的です。
美味しいとか嬉しいと感じることが、
なにかの手段であるはずが無いのです。
あなたが快を感じた瞬間、
つまりあなたが幸せを感じた瞬間を、
丁寧に味わっていくことが、
やがてあなたの好みをあぶり出し、
好みのあなたやなりたい自分をはっきりさせ、
あなたの夢や目標を明確にしてくれるはずです。
一昨日のブログでも書いたように、
わたしたちは日常生活で感じた
ほんの些細な嫌なことは見逃さないけれど、
ちょっとしたラッキーや嬉しい、楽しい、
美味しいと感じたことなどは、
わりとすぐに忘れてしまいます。
それをちゃんと喜んだり、楽しんだりしてみる。
つまり自分が幸せを感じた瞬間を、
まずはちゃんと自覚してみること。
そうやって、
どんなに些細なことであったとしても、
あなたが何に喜んだのか、
何があなたを喜ばせたのか、
そこをはっきりさせると、
必ずあなたの個性が分かってきます。
それらの《快》には、
必ずあなたの個性が表れているはずです。
記憶だけだとあいまいになってしまうので、
たとえばちゃんとノートに書いてみたりすると、
意外なところで喜んでいることがあるはずです。
（お気に入りの専用のノートに、手書きで書くことをお勧めします。
スマホやパソコンだと、うまく脳に伝わらないので。）
それがあなたの個性、あなたの好み、
好みのあなたです。
そこがはっきりしていけば、
日ごろの生き方や仕事のやり方などにも、
必ず影響してきます。
自分の好みなんてプライベートくらいしか、
使い道が無いと思ったら大間違いです。
今置かれた状況の中で、
どう対応する自分なら、
もっと素敵だと感じられるのか。
今の社内でどういう仕事ぶりな自分なら、
自分のことをもっと素敵だと思えるのか。
明日も会社に定時ギリギリで出社する自分と、
サボって無断欠勤する自分と、
余裕をもってゆったりと出勤する自分。
良いか悪いかではなく、
どちらの自分になりたいのか。
どんな自分なら素敵だと思えるのか。
会社に余裕をもって出勤したほうが《良い》とか、
遅刻するのはダメだとか、
そういう話ではありません。
どの選択をしている自分に《なりたい》のか、
ということです。
今の会社が好きだとか仕事が嫌いだとかは、
関係ありません。
あなた自身の生き方として、
どんな選択をしている自分に《なりたいのか》
ということです。
仕事も生き方もすべて、本来は、
あなたの好みで決められることです。
これは良いとか悪いとか、善悪や正誤、
好むと好まざるとに関わらず、
やらなきゃいけないこと、という話ではなく、
あなたがちゃんと自分で選べるはずの
《生き方の好み》の話なのです。
どんな生き方が好きなのか、
どんな対応をする自分ならもっと素敵なのか、
好ましいのか、誇らしいのか。
さらに言えば、 どんな自分が好きなのか、
どんな自分ならあなたが好感が持てるのか、
どんな自分になるにせよ、
あなたの《好み》がハッキリしていなければ、
朝起きる時間すらも本当は決められないはずです。
好みの自分がハッキリすると、
あらゆる場面での判断に迷いが無くなります。
自分の中に軸が出来て、
人生の判断基準が実感できるようになります。
どんな自分になりたいのかがちゃんと分かると、
好き勝手に生きようとすることと、
憧れの自分になろうとすることが、
時として全然違う方向を指し示すこともあるからです。
自分軸を作る、とはそういうことです。
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