ガルシアです。
感情とはあなたの心が動くことです。
心が動いた、とは、
あなたの心に感情が湧いた、ということです。
そしてそれは予期せずとっさに、
瞬間的に起こるものです。
感情はあなたの心が《感じる》ものです。
あなたの頭が作り出したものではありません。
あなたの心が感じてしまったもののことです。
あなたの身に起きた刺激を、
あなたの心がそう感じてしまったのです。
頭で考えたわけじゃなく、
いろんな状況やそれまでの経験や知識や、
その時のあなたの気分や調子で、
その出来事をそう感じてしまったのです。
「嬉しい」「楽しい」
「美味しい」「綺麗」
「苦しい」「悲しい」
「マズい」「幸せ」
心がそう反応してしまったものが
あなたの感情です。
どんなに周りの人から「もっと楽しもうよ」
と言われても、
あなたの心が感じなければ、
ちっとも楽しくはなりません。
「ね、美味しいでしょ？」と言われても、
美味しくないものは美味しくないし、
スキルやノウハウや、
ましてや気合や根性で、
頭で知識でいくら考えても、
美味しくはなりません。
感情はコントロールすることはできません。
あなたが感じている美味しさを、
ノウハウやテクニックで、
意図的に大きくしたり、
小さくしたりすることなんて
できないはずです。
もしもそれができるのなら、
美味しくないものを意図的に
美味しくすることができる、
ということになってしまいます。
つまりもしもあなたが、
「マズい！」と感じても、
美味しくならないのは、
ノウハウが未熟だからで、
テクニックやノウハウを身につければ、
ちゃんとマズいものが美味しくなる、
ということになってしまいます。
でもそんなことはどう考えても
できるはずがない、と分かるはずです。
「感情のコントロールがうまくできない・・」
「もっとテクニックを磨かなきゃ」
「まだまだ勉強が足りないんだ」
「もっとノウハウやスキルを磨かなきゃ」
と言って悩むのは、
「一生懸命がんばっているに、
マズいものが美味しくならない・・・」
と言って悩んでいるのと、
同じことなのです。
あなたがとっさに感じた感情を、
無かったことにすることはできません。
それはもう既に感じてしまったことなのです。
感じてしまった、という過去のことなのです。
そして感情は、
コントロールできないからこそ、
素晴らしいのです。
せっかく感じた嬉しさや楽しさや、
感動や綺麗さや幸福感が、
あなたのノウハウやテクニックでは、
変えられないからこそ、
あなたの好みが分かるのです。
もしも感情をコントロール出来たら、
あなたは自分の好みが、
なにも分からなくなってしまうはずです。
それでも我慢したり、うまく気を逸らせば
コントロールできるような気がします。
でも。
コントロールしようとしている、
我慢しようとしている、ということは、
ちゃんと感じている、ということです。
ちゃんと感じているからこそ、
我慢しようとしたり、
コントロールしようとしたりするのです。
できもしないコントロールを
一生懸命身につけようとがんばるよりも、
あなたはどんな感情を感じる自分に、
なりたいのか。
似たような出来事がまた起きた時に、
それをどんな風に受け止める、
自分になりたいのか。
起きてしまった感情を
コントロールしようとするよりも、
そうとしか感じられないあなたになれば、
もうコントロールする必要なんて
なくなってしまうのです。
あ、どうやってそんな自分になるのか、
という話までたどり着けない。。。
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