ガルシアです。
心理学の世界では、
生存率を上げるために、
自分の生殺与奪の権利を握っているものを、
好きになろうとする傾向がある、
と言われています。
ただこの場合、
厳密に言えば好きになる必要はなく、
相手に依存できる、頼りにできる、
捨てられないようにする、
守ってもらえる、という状態を
作り出せれば方法はなんでもいいはずです。
なにもこちらから好きにならなくても、
相手から好かれるように仕向ける、
というのも解決法のひとつです。
いずれにしても、
相手がこちらを守ってくれている状態を
作り出せればいいわけです。
ところがその相手が、
いつも不快な態度で接してくる場合、
快と不快は逆転しますか?
と聞かれたことがあります。
つまり、
自分を守ってもらう必要がある場合、
その不快さを快だと感じて好きになることで、
潜在意識は生存率を上げようとしますか?
という質問です。
いつも不快に接してくる相手に
庇護してもらわないと生きていけない。
これはそうとう辛いです・・・
そんな体験を積み重ねると、
「辛い思いを我慢しなければ守ってもらえない」
「守ってもらうために多少の我慢はしかたがない」
「我慢さえしていれば守ってもらえる」
「嫌われたら生きていけない」
「人に好かれなければいけない」
「好きな人の要求を受入れるのは当たり前」
だと思うようになってしまいます。
そうなってしまうと、
誰かに守ってもらいたくても、
その人の中で、守ってもらうことと
不快や我慢がセットになっているので、
「誰にも守ってもらえなくても、
一人で生きていける自分になりたい」
「自立して自由に生きていきたい」
という、
自由に生きていきたい理由が、
快や幸せのためではなく、
不快にならないため、になってしまいます。
不快は自分の成長や、
守ってもらうためや生きていくために
必要なことなんだ、と錯覚してしまうと、
不快や我慢ありきの人生になってしまいます。
不快や我慢することでしか、
相手の愛情を感じられない、
幸せになれない、
幸せを手に入れられない、
と考えてしまいます。
相手が喧嘩するほどの不快さを、
いつも自分に与えるのは、
そのくらい相手が自分に本気だから、
自分のことを愛しているからだ、
と錯覚してしまいます。
これは明らかに間違いです。
また、これはパートナーに対しての
「わたしの判断基準と選択は間違っていない」
という強迫観念にもつながります。
なぜなら「自分は正しい」と思っていないと、
アイデンティティーが保てないからです。
選択を間違えたダメな自分だと
思いたくないからです。
もし間違えてしまったら、
嫌な思いをするからです。
だから間違えたくない。
だから間違えていない事にしようとします。
そうやって自分が間違えていないことの
証拠を集めようとしてしまいます。
この人はきっと本当は愛情に溢れて、
素敵な人に違いない。
だってわたしは間違っていないから。
でも上の例のどんな場合も、
この人はちゃんと不快さを感じています。
どんなに頭で考えて抑えつけようとしても、
不快を感じ、我慢して心は苦しいままです。
我慢しなければいけない、と思っている時点で、
ちゃんと不快を感じられています。
けっして快には変わっていません。
だから快と不快は逆転していません。
心が苦しいのは気のせいではなくて、
ちゃんと不快を感じられているからです。
もしも快と不快が逆転するのなら、
どんなにちいさな快を集めても、
それが本当の快なのか、不快なのか、
分からなくなって、
いつまでたっても好みの自分は見つからない、
ということになってしまいます。
でもそんなことは起きません。
あなたにとって快は快だし、
不快は不快なのです。
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