ガルシアです。
どこかの本に書かれていることや、
何かのセミナーで学んだことなど、
一番危険なのは
「学んだつもり」
「知ったつもり」
「分かったつもり」になって
暗記した知識を、
そのまま使ってしまうことです。
本当によくよく考えてそう思うのか。
実体験でもそうだったのか。
あらゆる検証をしてそう言えるのか。
現実的な体験に基づいて、
腑に落ちている感覚があるのか。
もちろん「腑に落ちる」とは
感覚的なものですから、
「腑に落ちるってどういうことですか？」とか
「知っていることと腑に落ちることは、
どう違うんですか？」とか
「どうなれば腑に落ちた、と分かるんですか？」
と聞かれても、言葉で説明することはできません。
腑に落ちる、とは、
「そうか！そういうことだったのか！」
と、今まで気がつかなかったことに気づく。
あるいは、今まで気づいていなかった、
理解できていなかった、
ということに気づく感覚です。
習って知っただけのことを
「分かったつもり」になって使ってしまうと、
そこに大きな矛盾が潜んでいても、
そこに気づかないまま、
机上の空論になっていることにさえ、
気づかなくなってしまいます。
そして、続ければ続けるほど、
自分では使えているつもりになってしまい、
さらに知識を増やし続けることで、
気がつかない矛盾をさらに増やしてしまいます。
あなたが「素晴らしい真理を聞いた」
と思った時ほど、
じつはそれがどのくらい現実的な話なのかを
検証する必要があります。
自分の実体験に基づいて
真理の話をされた方の《感覚》と
それを聞いたあなたが受け取った《意味》の差は、
あなたの想像以上に開いています。
「なるほど。そういうことなんですね、
分かりました。」と思ったら
あなたの感じた、受け取った感覚と、
その人が言った、伝えたかった感覚には
あなたの想像をはるかに超える、
距離があると思って間違いありません。
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