ガルシアです。
誰だって自分が選んだ選択肢が
正解だったと思いたいものです。
選んだ選択肢が間違いだったとは、
思いたくないものです。
だから正解を選ぼうとします。
正解を探そうとして悩んでしまいます。
正解が分からなくて悩んでいるうちに、
貴重な時間が経過してしまいます。
だからこそ、
「正解を探すのではなく、
選んだ道を正解にすることが大切だ」
と言われます。
はたして本当にそうでしょうか。
そもそもなぜ、悩んでしまうのでしょうか。
なぜ、どれを選ぶかで悩んでしまうのでしょうか。
それは《欲しい結果》や
《たどり着きたい場所》があるからです。
その結果が欲しいからこそ、
そんな自分になりたいからこそ、
《どちらを選べば近づけるのか》が分からなくて
迷っているのであって、
《その選択が正解かどうか》が分からないから、
迷っているわけではないはずです。
手段と目的を履き違えていなければ、
そうなるはずです。
あなたの選択の先にあるのは、
あくまでも《欲しい結果》や
《なりたい自分》であって、
《正解》が欲しいわけではありません。
もしもそれが《正解》だというのなら、
誰が見ても《正解》に見えるはずです。
でも、あなたにとっては正解でも、
他の人にとっては正解ではないことなんて、
いくらでもあります。
もしそれが悩んでいる原因だとしたら、
そんなものはもはや《正解》という定義を外れています。
《正解》とは誰が見ても正しい、
というもののはずです。
他の人にはそうでなくても、
あなたにとっての《正解》だ、ということは、
それはあなたの心のさじ加減で
どうにでもなるようなこと、ということです。
あなたの心のさじ加減でどうにでもなる、
ということは
あなたが求めているものは、
あなたの好み次第で変わるようなもの、
だということです。
なりたかった自分。
欲しかった結果。
手に入れたい未来。
その未来を欲しがったのは、
ほかでもないあなた自身です。
あなたがその未来を欲しがったのなら、
それはあなたの《好みの未来》なのであって、
それを《正解》とは呼びません。
あなたが選べないのは、
正解が分からないからではなく、
あなたの好みがハッキリしていないからです。
それでは、なぜあなたは正解が欲しいのか。
なんのために正解を手に入れたいのか。
ぼくらは正解を選ぶために生きているわけではありません。
間違えないために、生きているわけでもありません。
間違えたくないのも、正解を探してしまうのも、
そのほんとうの理由は、みんな幸せになりたいからです。
誰だって不幸になりたくないからです。
みんな幸せになるために生きています。
幸せになりたいのなら、
幸せになれそうなほうを選べばいいのに、
つい《正解》を探してしまいます。
つい正解を探してしまうのは、
間違えたくないからです。
間違えて、嫌な思いをしたくないからです。
だからこそ、嫌な思いをしないほうではなく、
幸せになれそうなほうでもなく、
正解を探そうとしてしまうのです。
あなたが悩んでしまう本当の理由は、
正解が分からないからじゃなくて、
あなたの好みがハッキリしていないからです。
あなたの好みがハッキリしていれば、
あなたは人生のすべての選択肢において、
いつでも《幸せになれそうなほう》を
選ぶことができるようになります。
もしもあなたが幸せになりたいのなら、
正解を探そうとするのではなく、
かといって、
選んだ結果を正解にしようとするのでもなく、
《幸せになれそうなほう》を選べばいいのです。
《幸せになれそうなほう》とは、
好みのあなたになれそうなほう、ということです。
どちらへ進めば幸せになれそうなのか。
どちらの自分になったほうが好みなのか。
今すぐにはできなくても、
あなたの好みを少しづつでも明らかにしていけば、
あらゆる場面であなたは悩むことが無くなるはずです。
だから、もしも
「好みの結果になると思って選んだけど、
思ってたのとちょっと違う」と思ったら、
もっと好みの結果に近づくために、
「次はどれを選択しようかな」と思えばいいのです。
そうやって人は少しずつ幸せに近づいて行って、
好みの自分を手に入れていくのです。
いつでも《好きな自分になれそうなほう》を
選ぶことが出来るあなたになれば、
もう、正解を選ぼうとして悩むことも、
間違えてしまった、と後悔することも無くなるのです。
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