ガルシアです。
昨日の話しとも関連していますが、
せっかくＭＵＳＴがはずれても、
なりたい自分になるための行動を選択した、
その自分の判断を、
「正しかったと思いたい」
ということについて書いてみました。
ちょっとややこしいですね。。。
初めての方はこちらをどうぞ。
昨日の記事でも書いたように、
わたしたちには「やらなければいけないこと」などなにひとつなく、
ただ、《なりたい自分に向かうための行動》を選択しているに過ぎません。
だから、たとえその行動が「やらなきゃ！」
つまり、ＭＵＳＴでは無かったことに気がついたとしても、
その行動を「取りたくなる」わけではないのです。
ただ、その行動を「取ろう」とするだけ。
その行動を選択し、なりたい自分に向かいたいだけ。
その行動は、なりたい自分になるための、
ただの予定です。
その行動の先にあるのが、あなたがなりたい自分。
そこにＷＡＮＴＳがあります。
そもそもなぜＷＡＮＴＳの手前に
ＭＵＳＴが発生してしまうかというと、
人はつねに《正しくありたい》からです。
それは別に《清く正しく生きていきたい》というような話ではなく、
間違えたくないからです。
間違えると嫌な思いをするからです。
だからこそ自分の選択を
「間違っていなかった」「正しかった」
と思いたいのです。
そして間違っていなかったことを証明することに全力を注ぐのです。
ＭＵＳＴ、つまり「～～しなければいけない」というのは、
「～～するべきだ」という考え方がベースになっています。
～～するべきだ、ということは、
正しいか、間違っているか、という世界観です。
でも、そのＭＵＳＴが実際には存在せず、
「わたしたちはつねに《なりたい自分》へ
向かうための行動しか選択していない」
ということになってしまったら、
そこに《正しい》とか《間違い》という概念は存在しなくなるのです。
ここまでの話は今日の本題では無いので、
かなりはしょっています。
くわしくはこちらを参考にしてみてください。
だから、その《なりたい自分》になるための行動を選択する、
ということと、
「その選択を正しかったと思いたい」
というのはぜんぜん違う問題なのです。
好きな自分になるための行動を選んでいる時点で、
判断は終わっています。
その自分の選択を正しかったと思いたい、
間違えてないと思いたい、は
正しいか間違っているかを気にし、
正しいか間違っているか、という判断基準の世界にいるからです。
それではなんのためにＭＵＳＴを外したのか
分からなくなってしまいます。
というよりも、正確に言えば、
ちゃんとＭＵＳＴが外れていないから、
そういうことが起きるのです。
たとえどんな理屈を思いついたとしても、
「正しい判断をする自分が素敵」というロジックは成り立ちません。
そもそも「正しい判断」という概念が存在しないのだから、
存在しないものを素敵だと思う、という概念も
正しい判断をする自分が好き、という概念も存在しません。
でも、そんな矛盾した理屈を使ってまでも、
「正しくありたい」と望んでしまうほど、
人の「間違えたくない」という思いは根深いのです。
そこにとらわれ続ける限り、
「正しくあらねば」というＭＵＳＴがはずれることは無いのです。
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