ワクワクで行こう♪~心の方程式~

本当はそうだったのか!目から鱗の心理学 なぜどの方法も上手くいかなかったのか。 その理由と心のしくみをお話します。

良し悪しや正解を求めることが、自己否定を生み出すすべての原因です

ルシアです。

心の方程式にはいくつかの原理原則がありますが、

その中でも特に重要なのが

《快》と《不快》という概念です。

わたしたちは日常生活の中で、

さまざまな快や不快を感じますが、

その時、感じた快や不快に、

良し悪しや善悪は存在していないはずです。

 

味しい

マズイ

素敵

カッコいい

嫌だな

綺麗

楽しい

嬉しい

悲しい

うるさい

気持ちいい

 

ういった快や不快とわたしたちの好みは、

密接に結びついています。

美味しい、と感じれば、

それが好きな食べ物になるし、

不味いと感じたら嫌いになります。

素敵だと思えば好きになるし、

嫌だなと思えば嫌いになります。

 

なたが好きな洋服や音楽、人、食べ物

あなたが嫌いな洋服や音楽、人、食べ物

それらはあなたの頭ではなく、

心で感じていることです。

だれでも心の中に、こういった

自分だけの好みのフィルターを持っています。

それこそ好むと好まざるとにかかわらず。 

 

も普段の生活の中では、

わたしたちはほとんどのものを、

良いか悪いか、正解か間違いか、

善か悪かで判断してしまいがちです。

そしてこれこそが重要な判断基準なんだと、

思い込んでいます。

 

だって心の中では

「できることなら幸せに包まれて生きていきたい」

と望んでいるはずです。

「もっと幸せになりたい」

「嫌なことなんて無くなればいい」

あなたの夢や願望は、必ず、

この二つのうちのどちらかになるはずです。

 

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日カウンセリングでこんな話が出ました。

あるセミナーに行ったら他のゲストの方が、

「外での食事は美味しいのですが、

家で食べる食事は美味しく感じられないのです。

どうすればいいでしょうか」と質問したそうです。

すると講師の方が、

難民の方や満足に食べられない方の話をして、

「そういう方のことを思えば、

どんな食事でもありがたく感じられて、

美味しくいただけるようになりますよ」

とアドバイスしました。

するとゲストの方は

「そうですね、分かりました。がんばって感謝して

美味しく感じられるようにします」

と言ったそうです。

 

違います。全然違います。

大間違いです。

 

味しいか美味しくないか、は、

その人の主観であり、好みです。

この場合もなんらかの心理的な理由があって、

そう感じているだけです。

そこに良いも悪いもありません。

 

覚なんてその人の好みで左右されるものです。

良いか悪いか、と言う話では無いし、

がんばって変えられるものでもありません。

でもそれがいつの間にか

正誤や良し悪しという問題にすりかえられて、

「美味しく感じられないのは良くないですよね?」

「そうですね。こうやって改善しましょう」

という話になってしまっています。

味覚までも良し悪しで判断してしまったら、

あなたはなにが美味しいのかも

分からなくなってしまいます。

 

れはゲストの方が、

「わたしにはこんな欠点があります。

どうすれば良いですか?」と質問したことで、

講師の方が、つい、

「こうすれば良いですよ」

という正解をアドバイスしたのです。

良かれと思って。

 

も、ここでの問題は、

「美味しく感じられないこと」ではなく、

「美味しく感じられないことは問題だ」

と思ってしまっていることです。

 

味いと感じることを、

「良くないことだ」と思ってしまう。

改善しなければと思ってしまう。

そこに問題の本質があります。

あなたの日常生活にも、こういったことが、

悩みの原因になっていることが、

たくさん満ち溢れているはずです。

 

そらくこのゲストの方は、きっと

「がんばってみたけれどダメでした」

ということになってしまうと思います。

これは快か不快かという、

心が感じる好みの話なので、

がんばれば出来るような話ではありません。

 

も、そうなると今度は、

「自分は人に感謝できないダメな人間なんだ」

「努力が足りないんだ」

「思いやりや優しさが無い人なんだ」

「だからダメなんだ」

と自分を責め、罪悪感に駆られ、

ますます悩むことになってしまいます。

こういった積み重ねが人の心の中に

良し悪しや正誤や善悪という基準を作り、

それがその人のセルフイメージとなり、

自己否定を生み出す原因になってしまいます。 

 

味しいか美味しくないかなんて、

その人の好みです。

そのこと自体に良いも悪いもありません。

大切なことは

「どうすればいいのか」ではなく、

「どうなりたいのか」です。

外での食事を美味しく感じられる自分。

家で食べても美味しいと感じられる自分。

どんな自分になりたいのか、であって、

どうあらねばならないか、ではありません。

 

「もっと美味しく食べたい」という願望が、

人を美味しいものに敏感にさせます。

もっと美味しく食べたいからこそ、

美味しい情報を見逃さなくなって、

気がついたら以前よりも、

美味しさに気付きやすい自分になっていた。

それが自然な順番です。

そもそも今美味しく感じられないものを、

意志の力で何とかしようとする、

なんとかなると思っていることがおかしいのです。

 

や不快を感じることに良し悪しなんて無いのに、

なんでもかんでも、良いか悪いか、

正しいか間違っているかで考えて、

人も自分もその基準でジャッジしてしまう。

そんな心のクセがあなたを窮屈にしています。

 

や不快という個人の好みの問題を、

正誤や良し悪しでジャッジしてしまうことが、

自己否定や自分責めの原因です。

どんな生き方が正解なのか、

なにを選択するべきなのか、

どう生きるべきか、ではなく、

どんな生き方が幸せなのか。

なにを選択する自分でありたいのか、

どんな自分になりたいのか、です。

あなたの人生は、

あなたの好みで出来ているはずです。

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