ガルシアです。
昨日こんな記事を書きました。
わたしたちはネガティブな感情に限らず、
現状に対して不快さを感じると、
ついそれをなんとかしようとします。
早くその不快さから逃れたくなります。
その気持ちは分かります。
人として当然の気持ちだと思います。
欠点を無くそうとしたり、
現状を改善しようとしたり。
一昨日の記事でも書きましたが、
そんなものがあるから夢が叶わないんだとか、
そこを何とかしなければ前に進めないとか、
一歩踏み出せないのは過去に原因があるとか、
ついそう考えてしまいます。
そこをなんとかしないと、
前に進めないような気がしてしまいます。
でも、現在のあなたの抱えている問題と、
あなたが《行きたい場所》へたどり着くこととは、
じつはなんの関係もありません。
大切なことは、
「どうすればそこへたどり着けるのか」
ということであって、
「どうすれば今の状態をなんとかできるのか」
ではありません。
たとえば満員電車が暑くて不愉快だった時に、
たまたま電車内の広告で見かけて、
南の島に行きたくなったとしたら、
満員電車はきっかけです。
不愉快な満員電車という環境が、
南の島への憧れのきっかけになっただけです。
南の島へ行くために、
満員電車の不快さが絶対に必要だ、
というわけではありません。
もちろん満員電車への不満の強さが、
あなたを南の島へ連れて行ってくれるわけでも
ありません。
また、夢を叶えるために、
現状に対する不満をより大きく感じようとか、
あなたが一歩踏み出せないのは、
現状に対する不満が足りないからだ、
ぬるま湯につかっているからだ、
ということがまことしやかに言われていますが、
そうではありません。
不平や不満は、
あなたの夢を叶えるための必要条件ではありません。
不満はただのきっかけに過ぎません。
そんなものはあっても無くても、
どちらでも構わないのです。
もちろん、不満を感じること自体に
良いも悪いもありません。
そんな気持ちを感じてはいけない、
ということでもありません。
ただ不満を感じた、というだけです。
そこからどうするのか、
どうしたいのか、どうなりたいのか。
そのあなたの情熱こそが一番大切です。
今そこにいないから、
今はまだたどり着いていないからこそ、
そこへ行きたいと望むのです。
南の島にいる人は「南の島に行きたい」とは思いません。
あなたがたとえどんなに現状に不満を持っていても、
それだけでは夢への推進力にはなりません。
《イメージに感情がともなうと、
潜在意識に届けられてしまう》
という例外無しの大原則がある限り、
あなたが感じた不満はすべて、
潜在意識に届けられてしまいます。
そんなものをいくら感じても、
潜在意識には《現状》のイメージしか届きません。
満員電車のイメージをいくら潜在意識に届けても、
南の島にたどり着くことはできないのです。
昨日の記事でも書いたように、
現状に不満があるのは、
あなたに行きたい場所があるからです。
不満や不安は、夢や願望へのきっかけです。
でもそれだけでは、
夢に向かう情熱にはなりません。
夢に向かう情熱は現状に対する不満の強さではなく、
夢に対するあなたの憧れの強さです。
では、現状に対する不満は、
夢へのバネにはならないのか、
ということについて明日書いてみます。
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