ガルシアです。
本日もいただいた質問にお答えしてみます。
初対面の人と話す時、初めての場所にいく時、人前で話す時、自己紹介する時、知らない人ばかりの食事会、会議で発言しないといけない時など物凄く緊張します。緊張しても普通に話せればまだいいですが、言葉がでなくなったり、声が震えたりしてしまいます。緊張しなくなるにはどうしたらいいでしょうか？
世の中にはあらゆるノウハウがあって、
こうすれば緊張しなくなりますとか、
緊張をほぐす方法はこれです、
という本やセミナーがたくさんあります。
もちろんこの方もそこが気になっているから、
緊張しなくなりたいと望み、
これまでにもそういった方法を
いくつか試してみたのかもしれません。
それでも効果が無かったから、
僕に質問してきたのだと思います。
簡単に言えば、緊張してしまうのは、
「自分がどう見られているのか」
を気にしてしまうからですが、
原因が分かっていても、
それで緊張しなくなるわけではありません。
人の目が気になる、
他人からどう思われているのかが気になる、
そういった状態の時、人は緊張します。
もちろん意識の上では、
「うまくやらなきゃ」
「うまく行かなかったらどうしよう」
という思いがその人を緊張させるのですが、
そこが心配になる、ということは、
自分の結果が他人にどう評価されるのか、
を気にしている、ということです。
これは自意識の問題です。
自意識が過剰になると、
人は誰でも緊張します。
「緊張しないようにしよう」
と思えば思うほど、
余計に緊張してしまいます。
「緊張しないようにしよう」
とするのではなく、
緊張しないためには、
リラックスしている状態を
イメージする以外に方法はありません。
潜在意識はあなたのイメージを受け取ります。
「緊張しないようにするためは」
を考えている限り、
緊張してしまうことをイメージしてしまいます。
「リラックスしよう」
と思っても同じことです。
リラックスしようとしている、ということは、
緊張している、ということです。
人の目を気にしないようにしようとして、
人の目が気にならなくなる方法を学んでも、
同じことです。
「そんなこと気にしなくても大丈夫だよ」
と言われても、
ますます気になってしまうだけです。
リラックスしようとするのではなく、
リラックスしている時はどんな感じなのか。
「リラックスしているってどんな感じなんだろう」
を考えてみるだけでも意識は変わります。
あとは「どう見られているのか」ではなく、
目の前の人をただ《観察》してみてください。
どんな人なのか。
目の前の人は今、なにを考えているのか。
顔や服装や表情など、
あなたがカメラのファインダーを覗くように、
ただ見るだけです。
あ、この人ってこんな感じなんだな、とか
へぇ、意外と真面目に聞いてるな、とか。
あなたがなにをどう感じるのか、ではなく、
ただ目の前の人を《観察》してみてください。
「よし、がんばってよく見るぞ」
でもありません。
ただ目の前の人を見るだけです。
それだけで一瞬あなたの意識は、
自意識から離れます。
もちろん一瞬しかできないので、
それを断続的に意識して続けます。
そうしているうちにいつの間にか、
以前ほどは緊張しなくなるはずです。
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