ガルシアです。
ここ最近はセルフイメージについて、
連載でお伝えしてきました。
ひと言で言えば、セルフイメージとは
《自分で自分のことをどう思っているのか》
なのですが、その範囲は
想像以上にとんでもなく膨大です。
なぜならセルフイメージとは
《今現在のあなた自身のすべてのこと》
なので、
今の《あなた》という人間を形成している
すべての要素のことだからです。
だからセルフイメージは
あなたの人生の100％、
つまりすべてに影響を与えています。
これまでに何度も書いているように、
潜在意識は感情を伴ったイメージを受け取ります。
感情が湧いていなければ、
そのイメージが潜在意識に届くことはありません。
（たしかに感情が無くても何千回も繰り返せば潜在意識はそのイメージを受け取りますが、今日はその話は割愛します）
そして、セルフイメージとは
これまでにあなたの潜在意識が受け取った、
すべての《感情の伴ったイメージ》が
蓄積されて作り上げられたものです。
過去のその出来事をその時のあなたは
どんな感じで受け取ったのか。
どう思ったのか。どう反応したのか。
あなたが今までに感情を感じた、
すべての出来事に対するイメージの蓄積が、
あなたのセルフイメージを構成しています。
《感情を感じた過去の出来事のすべて》
ということは、その時々の反応なんて、
事前に頭で考えて
コントロールできるようなものではありません。
だからやっぱりセルフイメージは、
あなたも気がつかないうちに、
知らず知らずのうちにできあがる、
としか言いようがないのです。
あなたが今までついつい反応してきた、
《これまでの反応パターン》が、
「わたしはそんな時に、こう反応してしまう人」
というセルフイメージを作ってきたのです。
だとすれば、もしあなたが
今の自分のセルフイメージに不満があるのなら、
これからは、
あなたの潜在意識に届けられるイメージを、
今までのパターンと変えてあげればいい、
ということになります。
ただし、そのための条件がひとつだけあります。
そのイメージには必ず
《感情が湧いていること》です。
感情は頭で作り出すことはできません。
考えたら湧いてくる、
というものでもありません。
思わず喜んだり怒ったり、
悲しんだり楽しんだりしているものを、
頭で考えて変えることはできないはずです。
がんばってもマズいものは美味しくならないし、
好みじゃない絵だったら、
がんばっても感動なんてしないはずです。
これまでの連載で書いてきたように、
どんな自分になりたいのか。
どんな自分だったら素敵だと思えるのか。
そこをイメージし続けるしかありません。
どんなに今その自分ではないことを嘆いても、
そこに《嘆く》という感情がともなっている限り、
潜在意識には、
《今そうなっていないことを嘆いている私》
というイメージしか
届けることができないからです。
「今のままではダメだ！」
「なんとかしなきゃ！」
というメッセージをいくら潜在意識に伝えても、
あなたのセルフイメージが変わることはありません。
あなたが今一つ行動に踏み切れないのは、
あなたが現状に甘んじているからでも、
決断力や勇気が無いからでも無く、
セルフイメージが
《もっと早くそこに行きたくてたまらない自分》
になっていないからです。
明日これまでの話をまとめてみます。
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