ガルシアです。
会員の方向けに、毎月行っている
ZOOMセッションの中で、
先日こんな質問をいただきました。
要約すると、お母さんがある宗教にハマっていて、
それを自分で信じている分には構わないのですが、
こちらに強要してくるので、
「その話はもうしないで」と何度言っても、
やっぱり電話やメールが来てしまうんです。
どうすればやめさせられますか、
というご質問でした。
全く同じではなくとも、
似たようなパターンで悩んでいる方も
たくさんいらっしゃると思います。
話した内容を全部書くと
文字数がとても多くなってしまうので、
一部分だけを一般化し、
要点だけを簡潔に書いてみます。
もちろんご本人の気持ちはよく分かりますが、
これはお互いに相手を説得しようとしている、
という点では、双方とも
同じことを繰り返しているだけです。
お母さんは子どもの幸せを思って、
良かれと思って入信させようとする。
子どもはお母さんのことを思い、
良かれと思って、「もう掛けてこないで」と言う。
お子さんも本音では、お母さんに
宗教を「やめて欲しい」と思っていますが、
「やめさせることは難しい」
「本人がそれで幸せなら仕方がない」とも感じています。
そうは言いながら、
お子さんも、お母さんに
「宗教を信じることをやめさせるのは難しい」
ということは頭では分かっていながら、
「電話やメールならやめさせることができる」
と考えているところに、
じつは矛盾が潜んでいます。
お母さんからすれば、
電話やメールをすることは、
娘の幸せのためだからやめられない、
という点では、
宗教を信じることもやめられない、というのと、
心のしくみは同じです。
このままでは、
お互いに相手を説得しようとして、
お互いに疲弊していくことになってしまいます。
たいていの場合、
どちらかの気力が果てるまで、
終わることはありません。
でも、世の中に《相手を説得したい人》はいても、
《相手に説得されたい人》はいません。
音声ではもっと丁寧にたくさん説明したので、
文章での表現が難しいのですが、
「もうその話は聞きたくないって言ったよね?」とか
「もう電話しないでってお願いしたよね?」
「なんで分かってくれないの?」
というのは説得になってしまいます。
お母さんにしてみても、それこそ
「あなたのためを思っているのに」
「なんで分かってくれないの?」
ということになってしまいます。
そうではなくて、
文章で書くと冷たい感じがするかもしれませんが、
「わたしはそういうメールや電話はいらない、
ということを知っておいてね」
というように、
自分がどう思っているのか、
という情報だけを伝える、ことが大切です。
説得することと、情報を伝える、
というのは明らかに違います。
「これ美味しいよね?美味しいでしょ?」
と言うのが説得です。
「わたしはこれは美味しいと思います」
というのが情報提供です。
アイメッセージとも言われています。
これなら説得ではないので、
同意が得られなくとも、
どう思っているのか、は相手に伝わります。
また、個人的な感想なので、
反論されにくく、
口論になりにくいのです。
もちろんもっと細かい話はありますが、
要点は「説得しない」
「情報だけを伝える」ということです。
ちなみに余談ですが、
洗脳を解く、となると
一般の方にはハードルが高過ぎます。
本やセミナーで聞きかじったことを、
いきなり試したりするのは、非常にリスキーです。
ほとんどの場合、かえって症状を悪化させ、
相手を意固地にしてしまい、
人間関係が崩壊してしまいます。
特に肉親や親しい友人間では
難易度がさらに上がってしまいます。
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