ガルシアです。
今日は日々のカウンセリングの中で
出た話を少し書いてみます。短めです。
カウンセリングやコーチングの手法で、
「ちゃんと見ようとする」
「ちゃんと聞こうとする」
ということの重要性が言われますが、
「ちゃんとしようと」した時、その人は自分の
「見ようとする」という意識に集中しています。
つまり「聞かなきゃ」「見なきゃ」という意識が、
焦点を目の前の相手ではなく、
自分自身の脳へと向けてしまいます。
「ちゃんと聞けているのかどうか」
「ちゃんと見てあげられているのか」
そんなことを考えている限り、
焦点をあいてに向けることは出来ません。
ワクワクで行こう♪でお伝えしている《観察》は
傾聴とは違います。
観察は《焦点が向こう側にある状態》です。
「あ、ベンツだ！」
「それはペットボトルです」
「すみません、コーヒー1杯ください」
という瞬間のあなたの《意識の焦点》の状態です。
上の記事にも書いていますが、
カメラのファインダーを覗いた状態が
最も近い状態だと思います。
今、見ようとしている対象にあなたの焦点があり、
自分の意識には関心が向いていません。
だからずっと長時間続けることはできません。
コンマ数秒からせいぜい
1秒くらいの場合がほとんどです。
それを繰り返し、短いスパンで行う、ということです。
今までできなかった、
新しいテクニックをやろうというのではなく、
日常生活の中で、誰でもやっていることです。
対象が物であれば、いつでもどこでもやっています。
それを人間にも当てはめるだけです。
もちろん「人をモノとして見ましょう」
ということでありません。
そんなことをしても「モノとして見ている」ことが
相手にバレてしまいます。
「ちゃんと見れているのかどうか」
「ちゃんと観察できているのかどうか」は
どうでもいいのです。
少なくともあなたが「相手を観察してみよう」と
思う意識がまずは一番大切です。
出来ているかどうかに関係なく、
相手の潜在意識はあなたの《観察》に
必ず気がついています。
あらためて見ようとして、
いかに今まで相手のことを見ていなかったのかに
気がつくことがあります。
それだけでも観察をする意義は
とても大きいのです。
僕のクライアントの方が、
生徒の親御さんにこの話をした時、
「とても難しそうで、
出来るかどうか自信がありません」
と言っていたそうですが、
それから一週間もしないうちに、
「ちょっと見ようとしただけで、
あの子がなにをどう考えているのか、
今までまったく分からなかったのに、
すごく分かるようになりました。
今までいかにあの子を虐げていたのかが、
よく分かりました・・・」
とおっしゃったそうです。
そこまですぐに分かるなんて、
さすが母親だなと思いました。
やるとどうなるのか。
なぜそうなるのか、は
こちらの記事を参考にしてください。
《あなたにとってほんとうに大切な》
《潜在意識にとってほんとうに必要な》
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