ガルシアです。
将来に対して不安を感じてしまうのは、
自分の未来を信じていないからです。
幸せになれる確信が持てないからです。
それは幸せよりも不幸に対して、
快適さよりも不快に対して敏感だからです。
これまで危険や不幸に対して敏感でなければ、
生きて来られなかったからです。
それがあなたが今までに身に付けた、
生き抜く術だったからです。
無意識の中に、
「守ってもらえる気がしていない」
「愛されている気がしない」
というセルフイメージを抱えている人は、
未来に対して不安を抱きます。
特定の誰かに、というわけではなく、
そこに主語はありません。
ただなんとなく「守られている」
「愛されている」という絶対的な安心感です。
これが無い人は未来に対する予測が
どうしても悲観的なものになってしまいます。
そしてそういう人は
人に自分を晒すことを本能的に恐れるので、
自己開示がうまくできない、
あるいは苦手になってしまいます。
そういうセルフイメージが、
その人のコミュニケーション能力に
多大な影響を与えています。
コミュニケーション能力とは、
周りとうまくやっていく能力です。
周りの人と安心して人間関係を
作れる能力のことです。
人間という生き物は一人では生存できないので、
コミュニケーション能力が
そのまま生存能力になります。
だから無意識の中に、
「誰かが必ず守ってくれる」
「わたしは人に愛される人」
という絶対的安心感を持っている人は、
無意識のうちに人を信頼します。
勝手に信頼してしまいます。
自分で勝手に信頼したことを自覚しています。
だから「裏切られた」とは感じません。
裏切られた、と感じる人は、
裏切られたら嫌だな、
不快を避けたいな、不幸になったら嫌だな、
と思っています。
信頼や愛はなにかと引き換えの
等価交換だと思っています。
自覚が無くてもそう思っています。
だから与えたものが得られなかったと感じ、
裏切られた、と解釈してしまいます。
それもまたその人が今までに身に付けた、
生き抜くための術だったからです。
それが無い人は裏切られるようなことがあっても、
残念だな、信じてたのにな、
とガッカリはしても、
裏切られた、とは感じません。
自分に対する絶対的な安心感がある人は、
周りに対しても信頼感があります。
そして危険を察知する嗅覚もあります。
危険に対して敏感ですが過敏ではありません。
敏感に察知し排除、または避ける能力があることと、
過敏に察知し過剰に反応することは違います。
安心感がある人は、
「なにかあっても周りの人が
きっと危険を知らせてくれる」
「誰かがきっと助けてくれる」
「必ず道は見つかる」
と根拠のない自信を持っています。
周りに対しても自分に対しても未来に対しても、
根拠のない安心感を感じています。
だからこそそういう人は、
安心して周りの人に自己開示できます。
あなたがたとえ周りの人をどう感じ、
どう期待し、信頼し、
裏切られたと感じたとしても、
それがあなたが今までの経験で学習した、
生きていくための術だったからです。
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