ガルシアです。
日々のカウンセリングの中で、
やはり一番感じることは、
「やらなきゃいけないこと」で
窮屈になってしまっている方が
とても多い、ということです。
日常生活のこまごまとしたことから、
仕事やプライベート、人間関係、
人生の目的や使命、
あるいは「目標を明確にしなきゃ」
ということまで、
《やらなきゃいけないこと》の範囲は
非常に多岐に渡ります。
今までの人生の中でも、
やらなければいけないことばかりを
やってきたような気がしている人が
多いかもしれませんが、
じつはそんなことはありません。
今までは「～～すべき」
「～～しなきゃ！」
が多かったとしても、
これからは少しずつそれを減らして
楽になっていきましょう、
という話ではありません。
じつは最初からそんなものは
無かったのです。
わたしたちの人生には、
《やらなきゃいけないこと》
など、じつは一つもありません。
ということは、
あなたがこれまでに、
「やらなきゃいけなかったから、
しかたなくやったのだ」
と思ったことも、
《やらなきゃいけないこと》
ではなかった、ということです。
たとえどんなにあなたが
「いや、それはやらなきゃいけないから
仕方なくやったんです」
と思っていたとしても、
それをやるかやらないか、という選択肢は
つねにあなたの手の中にあったはずです。
それをやる自分と、
それをやらない自分。
その両者を比べた上で、
やらない自分を選ばなかった、
というだけのことです。
それをやらないことのデメリットと、
それをやることで得られる
メリットを天秤にかけて、
《やる自分になる》
というほうをいつも選択してきたのです。
もちろんメリットやデメリットは、
お金や目に見えるものばかりではなく、
「そうなっている自分に憧れるか」
「それを選ぶ自分は好きかどうか」
という、あなたの生き方の好みから
考えられたメリットやデメリットです。
会社に行くのも、
学校の宿題をやるのも、
約束を守るのも、
人を裏切らないのも、
お金をちゃんと払うのも、
人を楽しませることも、
掃除も洗濯も、
すべては《やらなければいけないこと》
ではなく、あなたが自分で
《やらない自分》を選ばずに、
《やる自分》になるほうを選んできたのです。
あなたの人生のすべての選択肢は
ほんとうは、
やってもやらなくても、
どちらでも構わないのです。
でも、やらないことで、
あなたが嫌な目に会うのなら、
その《嫌な目に会う自分》
になることを避けるために、
《なりたくない自分》を選ばずに、
《なりたい自分》になれるほうを
選んできた、ということです。
なぜならそれは、
それを選ばない自分よりも、
それを選ぶ自分のほうが、
あなたの好み、つまり
《好みの自分》だったからです。
正しいほうを選んだつもりになっていても、
その《正しいほう》を選ぶ自分が、
好みだった、ということです。
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