ガルシアです。
根拠のない自信が大切、とか
根拠のない自信がある、と言うけれど、
それだとまるで、
自信は《根拠》があるのが普通で、
たまたま《根拠の無い自信》がある、
というようなニュアンスになってしまいます。
でも、自信にそもそも根拠なんて無いのです。
みんな自信をつけるために、
その自信の根拠となる《成果》を一生懸命
あげようとします。
・うまくいったことを集めよう
・出来たことを記録し、積み重ねよう
・小さな成功を喜ぼう
これらはすべて《自信》を付けるためのノウハウです。
でも、この方法で自信がつく人もいるし、
つかない人もいます。
当然です。
これらは《自信》の根拠には、ならないからです。
《自信》の定義とはなんでしょうか。
自信がある、という状態は、
「これから行うことが、うまく行くような気がしている」
ということです。
この仕事なら自信がある、
これならクリアできる自信がある、
そういう状態のことを《自信がある》と言います。
つまり、自信とは、
《まだ来ていない未来に対して、「うまくいくに違いない」
という確信を持っている状態》
だということです。
まだ来ていない未来に対して、
「うまくいくに違いない」というイメージを持っている、
ということです。
まだ来ていない未来のことですから、
厳密に言えば、どうなるのかは、
誰にも分かりません。
うまく行くかもしれないし、
うまく行かないかもしれない。
いくら過去の実績や確率で予想しても、
あくまでもそれは予想であって、
１００％絶対ではありません。
そこにあるのは、
「前もうまくいったから、今度も大丈夫だろう」
「やったことは無いけれど、そんなに難しく無さそうだから
きっと大丈夫だろう」
「俺の実力をもってすれば、このくらいは簡単にできるだろう」
という、あくまでも《だろう》という予想です。
今まで1000回うまくいっていたとしても、
次は失敗するかもしれないのです。
必ずうまくいく、なんて保証はどこにも無いのです。
これまでの実績を考えたら、
うまくいく確率は確かに高いかもしれません。
でも、1万回に1回の失敗が、
次にやってくるかも知れないのです。
だから、厳密に考えたら
あなたが思っている《自信の根拠》なんて、
なんの根拠にもならないのです。
そもそも《自信》とは、
あなたの中にある、
《勝手な未来のイメージ》です。
だから、それはどこまでいっても、
個人的な勝手な未来予想であり、
どんなに成果を積み上げても、
出来たことを集めても、
うまくいったことを探しても、
あなたの《未来に対するイメージ》
が変わらない限り、
あなたが自信を持てるようにはなりません。
逆に言えば、なんの根拠も無くても、
あなたの未来のイメージが変われば、
あなたは自信を持つことが出来るようになります。
自信を身につける、とは
自信を持った自分になる、ということです。
未来のイメージさえ変わってしまえば、
あなたはなんの根拠が無くても、
自信を持つことが出来るようになります。
自信に根拠なんていらないのです。
一生懸命、自信の根拠を集めるよりも、
どうすれば未来のイメージが変わるのか。
そこが一番大切なのです。
もちろん、
「未来のイメージを変えよう」ではありません。
未来のイメージを変えたら、ではなく、
未来のイメージが変わったら、です。
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