ガルシアです。
本日もいただいた質問にお答えします。
今日は少し長くなってしまいました。
社内大会の代表に選ばれたりするととにかく失敗します。少し調子が良かったタイミングで、その事を誰かに褒められたりすると途端に調子を崩します。誰かに期待されたり、理想だと言われると気持ちが途端に折れてしまったり、連絡を取るのがしんどくなってしまい、疎遠になってしまったりします。人から期待されても心の温度を保つ方法を知りたいです。
心の温度を保つ方法を知りたい、
とのことですが、これは
人から期待されたり、理想だと言われても、
影響を受けず平常心でいるための方法を
知りたいです、ということだと思います。
このように心が乱れてしまったり、
心が折れたりすることは、
期待されたり、理想だと言われること以外にも、
誰にでもあることだと思います。
心が乱れたり、折れたりしたときに、
そうならないようになりたい、
と望む気持ちは分かります。
そう思うことは自然なことでしょう。
そのために《心が折れない方法》や
《プレッシャーをはねのける方法》を
学んだりします。
また、人から期待されても、
気にしなきゃいいんだよ、
相手が勝手に期待しただけ、
プレッシャーに感じる必要は無い、
ということを言われたり学んだりしても、
「そっか」なんて簡単に思えません。
それができるくらいなら、
そもそもこんなことで悩んだり
していないはずです。
それができないから悩んでいるのです。
たとえどんなに、
《期待されても平静を保つ方法》を学んでも
心が平静になることはありません。
「期待されてもプレッシャーを感じる必要は無い」
「相手が勝手に期待しただけ」
「相手の理想や期待に応えなきゃと思う必要は無い」
と言われてもなんの役にも立ちません。
それができるくらいなら最初からやっています。
あなたが相手からの言葉を受け取って、
その情報をどう解釈するのか、ということと
あなた自身がその期待に応えるかどうか、
応えたいかどうかは別の話です。
もちろん「期待に応えなきゃいけない」
ということはありません。
応えたほうが良いとか悪いとかの
問題でもありません。
あなた自身が
《他人からの期待に応える自分》
になりたいかどうか、という
あなたの好みの問題です。
もちろんそんな好みを考えたことが無ければ、
すぐに答えは出せません。
でもそこを考えてみることで、
今までとは違う《感じ》になるはずです。
もし期待に応えたいのなら、
それがなりたい自分なら、
あなたはそんな自分を目指せばいいし、
そんな自分になるために、
悔いが残らないほどやってみたい、
と思うのか、そうでもないと思うのか、
それもやっぱりあなたの好み次第です。
あるいは、あなたにとってその人は、
期待に応えたくなるような人なのか、
それとも別にそうでもないのか。
それもやっぱり、
あなた自身の好みが分からなければ、
なにも決めることができません。
あなた自身が、
どんな自分になりたいのか、
どんな自分なら素敵だと思えるのか。
そこがすべての判断基準です。
少し長くなりますが、
違う角度から補足を書いてみます。
人から何かを言われて、
必要以上にそのことが気になってしまうのは、
自意識過剰だからです。
意識の焦点が自分自身に向きすぎているからです。
褒められた時や期待された時、
相手がどんな気持ちでそれを言ったのか、
を考えてみようとしたり、
理解してあげようとすると、
意識は自分自身から一瞬離れます。
相手の期待に応えなきゃ、
というのは言われた言葉を、
《自分がどう感じたのか》
という部分に意識が
集中してしまっているからです。
あなたがプレッシャーを感じてしまうのは、
相手やその言葉に対してではなく、
あなた自身が自分で作り出したイメージに、
プレッシャーを感じているだけです。
プレッシャーは人や世間が与えるのではなく、
あなた自身のイメージが作り出しています。
心を平静に保つために、
どうすれば乱れずに済むのか、
を考えるのではなく、
「あ、そんな風に思ってくれているんだな」
という情報として受け取り、
あなた自身が今後どうするのかの、
生き方の好みを決める際の、
参考にすればいいだけです。
あなたに期待したり、
理想だと言ったりすることもまた、
相手の好みから出た言葉なのです。
こちらの記事も参考にしてみてください。
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