ガルシアです。
たとえどんな勉強をしても、
どんなセミナーに行っても、
どんな本を読んでも、
どんな偉い人に出会っても、
「じゃあもっとがんばらなきゃ」
「もっと行動しなきゃ」というMUSTや、
「じゃあこうすればいいんですね」
「そのやり方をマスターすればいいんですね」
という動機で動こうとすると、
誰でも必ず、途中で苦しくなってしまいます。
なぜならこれらはすべて、
行動することの動機が、
「正しいからやる」になっているからです。
今までのあなたの過去を振り返ってみれば、
誰しも思い当たることがあるように、僕らは
「正しいから」という理由では動けません。
あなたが今まで、
「頭では分かっているんだけど・・」
「やらなきゃいけないんだけど・・」
と思いながらも動けなかったことは全部、
「そうするのが正しいことだから」
「そうしなければいけないから」
「そう決まっているから」
ということばかりだったはずです。
やらなければいけない、というのは、
それを「やらない」という選択肢が無い、
という状態のことです。
つまり、それをやることが正しくて、
やらないことは悪いこと、
間違っていること。
そう思っている、ということです。
「頭ではやらなきゃって思うんだけど、
どうしてもやる気になれなくて・・」
「そうすればいいのは分かっているんだけど、
どうしてもできなくて・・」
もしもわたしたちが、
「それが正しいから」という動機で動けるのなら、
そんな現象は起きないはずです。
どんな人にもそんなことが起きている。
誰でもそうなってしまう。
それこそが、
僕らが正しさやMUSTでは動けない、
なによりの証拠です。
僕らはそんな動機では動けないように、
出来ています。
あなたが今までの人生で、
「いや、そうは言っても結局やった」
「やらなきゃいけないから、
嫌々ながらもやった」と思っているのなら、
それは違います。
「正しいから」という理由だけでは、
動けなかったことがあるように、
今までやった事も、
「やらなきゃいけないから」
「正しいから」やった、
というわけでは無かったのです。
あなたがそれをやった理由は、
やることが正しかったからでも、
やらないことが悪いことだったから、
間違っていることだったから
でもありません。
あなたがそれをやった理由は、
やらないと嫌な思いをするからです。
やらないと不快さを味わうことになるからです。
だから、やらない自分よりも、
やる自分になる方を選んだのです。
嫌な思いをする、不快になる、
ということは不幸になってしまう、
ということです。
あなたはそれをやることで、
不幸になることを避けたのです。
嫌な思い、とか、不快、というのは
あなたの心で感じることです。
頭で作り出すものではありません。
あなたがこれまでにやってきた、
数えきれないほどの、
「やらなきゃいけないこと」は、すべて、
頭で考えて無理やりやったわけではなく、
それをすることが正しかったからでもなく、
それをやることで、
不幸になる自分を避けるためだったのです。
「避けたかった」というのもまた、
あなたの願望です。
だから《避ける自分》というのが、
《なりたい自分》です。
つまりあなたのすべての行動は、
たとえそこに自覚は無くても、
あなたの願望を叶えるために、
あなたが選択してきた結果です。
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