ガルシアです。
今週末は矢加部先生との大祓祭です。
これまでにも何度か、
なぜ心の方程式で大祓祭をやるのか、
潜在意識と古神道にどんな関係があるのか、
について書いてきましたが、
特に大祓祭の僕の時間では、
わたしたちのセルフイメージと
古神道との関係についてお話しています。
それは、これまで
20年近くカウンセリングを行ってきて、
セルフイメージやアイデンティティーの重要性を
つくづく痛感しているからです。
その人が自分で自分のことをどう思っているのか。
それがその人の行動や発言や考え方など、
生き方のすべての元になっているからです。
「自分のことをどう思っているのか」
つまりセルフイメージとはすなわち
「わたしは何者なのか」
「わたしを構成している要素はなにか」
「わたしはなにで出来ているのか」
ということに他なりません。
わたしたちは学校や社会で
あらゆる知識や常識を詰め込まれ、
さまざまな勉強をしますが、
「あなたは何者なのか」
「あなたという人間はなにで出来ているのか」
ということについて、
特に教えられることはありません。
日常生活の中でわたしたちは、
自分で意識するしないに関わらず、
どんな時も自分のセルフイメージに沿って
発言し、行動し、判断しています。
だから、
そのあなたのすべての行動の
基準となるセルフイメージについて、
自分で分からない、ということは、
どんな基準で生きてきたのかを、
知らずに生きてきた、ということです。
あなたがどんな地域で生まれ、
どんな両親に育てられ、
どんな友人と遊び、
どんな人生を送ってきたのか。
それと同じように、
わたしたちがこの国に生まれ、
日本語を話し、
自分のことを「日本語を話す日本人だ」
と思っている限り、
必ずそのセルフイメージからの影響を受け、
それに沿って今まで生きてきたはずです。
自分が生まれた故郷や友人や
家族や日本や日本人のことを、
あなた自身はどう思っているのか。
どんな感情でどんな感覚で
それを認識しているのか。
それがあなたのセルフイメージであり、
アイデンティティーです。
「わたしは日本のことをこう思っている人です」
というセルフイメージは、
あなたに大きな影響を与えています。
なぜなら、
「わたしは生まれた国のことをこう思っています」
ということが直接、
「わたしはそう思っている国に生まれた人です」
というあなたのセルフイメージになるからです。
そしてそれが、
「あなたは自分自身のことをどう捉えているのか」
というあなたのアイデンティティーの
一番深い部分を作り上げています。
もしあなたが日本や日本人のことを、
「よく分からない」「よく知らない」のだとしたら、
あなたは自分のことを、
「よく知らない、よく分からない国に生まれた人」
だと無意識のうちに認識している、ということです。
あまり日本という国が好きでは無いのなら、
「あまり好きではない国に生まれた人」
だと自分のことを認識している、ということです。
もちろんそこに良いも悪いもありません。
ただ自分のことをそう認識している、
ということです。
本当の自分が分からない。
なんとなく虚しい。
心の中に空虚さがある。
自分のことがよく分からない。
自分に誇りが持てない。
自分のことを好きになれない。
それは決して当たり前のことではありません。
「誰でも心に虚しさを抱えている」
という言葉に騙されてはいけません。
本来は心の中に空虚さなんてありません。
そこはちゃんと暖かいもので
埋め尽くされているはずの場所です。
そのすべては、
「よく分からない国に生まれたわたし」
「よく知らない、あまり好きじゃない、
誇りの持てない国に生まれたわたし」
というセルフイメージが原因です。
そしてその原因は、
あなた自身が、自分が生まれた国や
日本人やその歴史や文化のことを、
よく分からない、よく知らないことが
すべての原因です。
この大祓祭が、
あなたが生まれたこの国の、
本当の素晴らしさを
知っていただくきっかけになって、
あなたがこれからの自分に
誇りを持って生きていくための、
ひとつのきっかけになれば、
これほど嬉しいことはありません。
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