ガルシアです。
先日こんな質問をいただきました。
(抜粋)
お酒の場で酔って普段と変わってしまう人の仕組みについて。
お酒の席で暴言をはいたり、いつも周りの人に言わないような事を言って失態する人。普段は、顕在意識で(理性)「言わないようにしている」
潜在意識は「言ってはいけない」潜在意識と顕在意識のせめぎあい?!そこにお酒で意識がなくなって、交感神経にスイッチ入って暴走。
潜在意識のまま暴走して失態、失言そのまま潜在意識の状態だから記憶ないけど、家には着く。
と勝手に考えましたがこの説明(仕組み)の解説が知りたいです。本人が困っているとしたら好きなお酒をやめる、やめないだけでは根本的な解決はしないと感じました。
今日は難しい理論やしくみの話は抜きにして、
簡単に説明してみます。
この場合、この方も指摘しているように、
お酒をやめるだけでは、
根本的な解決にはなりません。
なぜなら、
問題の本質はお酒を飲んでいる時ではなく、
お酒を飲んでいない時に原因があるからです。
普段は、顕在意識で(理性)「言わないようにしている」
潜在意識は「言ってはいけない」潜在意識と顕在意識のせめぎあい?!
とあるように、普段いろんなことを、
言わないようにしたり我慢したりしているストレスが、
そもそもの原因です。
分かりやすく言えば、
常に外面だけ愛想よくしたり、
周りにいい顔をしたくて自分を抑えていたり、
世間体やルールや常識を気にしたり、
人の顔色ばかり窺って生きていると、
お酒を飲んだときにタガが外れて、
暴言を吐いたり暴力をふるったりしてしまう、
ということです。
日ごろの生き方に原因があるのであって、
お酒に原因があるわけではありません。
いつもつい大量にお酒を飲んでしまうとか、
記憶が無くなるほど飲んでしまう、
という場合もお酒そのものではなく、
日ごろの生き方にこそ、
根本的な原因があります。
自分に正直に、とか、
自分らしく、という言うのは簡単ですが、
実際には「どうすればいいのか分からない」
というのが正直なところだと思います。
どんな自分に憧れるのか。
どんな自分が好きなのか。
どんな人生を送りたいのか。
どんな人間として生きていきたいのか。
それはあなた自身の人生の《好み》の問題です。
だからこそ「どうすればいいんだろう」
と良し悪しや正解を探していては、
いつまでも答えは見つかりません。
周りの顔色や常識や世間のルールを気にして、
他人を優先してばかりいると、
あなた自身の心が置き去りになってしまい、
悲鳴を上げてしまいます。
お酒を飲んだときに、
その耐えられないストレスの蓋が外れるからこそ、
暴言を吐いたり、暴れたり、
暴飲暴食になってしまうのです。
大切なことは
どうすればストレスを発散できるのか、
ではなく、
どうすればストレスを抱えないような
生き方ができるのかを考え、
少しずつでも実践していくことです。
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