ガルシアです。
わたしたちは小さなものも含めると、
一日に1万回とも2万回とも言われるほど、
意思決定を下しています。
それだけ膨大な数の意思決定を、
いったいなにを基準に下しているのでしょうか。
そんなことについて簡単に書いてみました。
日々の思考や、瞬間的な思い付き、
こうしてみよう、ああしてみよう、
これはダメだ、こっちにしよう、
こうなったらやだなぁ、
これはやめておこう、
そんな《無意識のうちに湧いてきた瞬間的な思考》が、
わたしたちの日々の行動を判断する時の
基準になっています。
よくよく考えて決定したものばかりではなく、
細かいものも含めたら、
ささいな《湧いてきたもの》が、
あなたの意思を決定する基準になっているはずです。
そしてその《湧いてきたもの》の正体は、
あなたがとっさに《感じたこと》
《そう感じてしまったこと》です。
その湧いてきた思考で、
日々の状況を判断し、
行動を選択し、決定しているのです。
ということは、とっさに湧いてくる、
《あなたが感じてしまったこと》の傾向を知ることで、
あなたはこれまで、どんなものを基準に
目の前の状況を判断してきたのか、を
知ることができる、ということです。
わたしたちはこれから何かを選ぼうというときに、
無意識のうちに、
「今自分はなにについて考えようとしているのか」
も明確にしないまま、
湧いてきた感覚をよりどころにして、
物事を決定してしまいがちです。
そんなことが毎日1万回も繰り返されれば、
そんなあいまいな概念が、
あなたの人生の羅針盤になってしまいます。
あなたの人生を決めている思考の
基準となっている考え方はなにか。
どんな思考があなたの人生を決定づけてきたのか。
なにがあなたの判断基準になっているのか。
「不幸になりたくない」
という思いがあまりにも強い人は、
ついつい「嫌な思いをしたくないから」という動機で
目の前の状況を判断してしまいます。
せっかくやりたいことやチャンスがあっても、
「失敗したら嫌だからやめておこう」
と判断してしまいます。
じつは「もっと幸せになりたい」
という思いが強い人は、
失敗することを恐れていないわけでは無く、
失敗すると思っていないわけでもなく、
失敗する、ということと
「嫌な思いをする」ということが
ほとんど結びついていません。
「嫌な目に会いたくないから、
嫌な思いをしそうなほうを避ける」
という判断基準ではなく、
「幸せになりたいから」そっちを選ぶ、
という判断の小さな積み重ねが、
これからのあなたを着実に幸せにするのです。
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