ガルシアです。
昨日こんな記事を書きました。
この中でも書いたように、
原則として、わたしたちは、
やらなきゃ！と思うと
やる気が無くなってしまいます。
でも。
それでも。
やる気が出なくても、
「やらなきゃいけないから」と、
しかたなくやっている人がたくさんいます。
もちろん《やらなきゃいけないこと》
なんて最初から存在していません。
そのことが本当に腑に落ちたら、
あなたの人生から《やらなきゃいけないこと》
はゼロになります。
（もちろん、ゼロになる、というのは、
《やらなきゃいけないこと》が
《やらなくていいこと》になる、
という意味ではありません）
でも、そこが腑に落ちるまでは、
やっぱりたくさんの、
本来はあるはずのない、
《やらなきゃいけないこと》
に囲まれてしまいます。
特に今まで、
《やらなきゃいけないこと》
ばかりで人生を過ごしてきた人にとっては、
「やらなきゃいけない」
という思いがあったからこそ、
それが出来ていた、
動けていたのだ、
と思い込んでしまうことがよくあります。
外側からのプレッシャーがあったからこそ、
これまで行動してこれたのだ、と。
もちろん、そんなことは気のせいで、
勘違いであり、思い込みなのですが。
人は外側からのプレッシャーが無くても、
ちゃんと動くことができるのです。
学校の先生に怒られるから。
親に怒られるから。
上司に怒られるから。
収入が無くなると、
家族を養えなくなるから。
部下からの、周りからの、
家族からの、社会からの、
さまざまなプレッシャーがあるから、
動けてきた、という人もいます。
でも、何かのきっかけで、
そのプレッシャーが無くなって、
「もうこれからは、
自分の自由意思で動いていいんだ」
ということに気がついてしまったら、
なんだか張り合いが無くなって、
急に動けなくなってしまう人がいます。
そういう人は、
これまでの身についた習慣から、
プレッシャーが、
ある→→→→動ける
ない→→→→動けない
になってしまっています。
もちろん、原則的には
昨日の記事に書いたように、
人は「やらなきゃ！」
というプレッシャーがあると、
ふつうの人はやる気を失い、
動けなくなってしまいます。
つまり、
ある→→→→動けない、
になるはずなのですが、
人一倍忍耐力がある人や、
気合いや根性を鍛えられた人は、
それでも自分の心にふたをして、
無理やり動けてしまいます。
その場では動けてしまうので、
ちゃんと結果を出すことができます。
ちゃんと結果が出るので、
なんの問題も無いような気がしますが、
じつはこの《動けてしまう》
というのがクセモノなのです。
無理やり動いているうちに、
心はずっと忍耐を強いられてしまい、
心の中の感じる部分が
どんどん麻痺してしまいます。
もしも動けなくなってしまえば、
「なぜ動けないんだろう」
「どうすれば動けるんだろう」
という原因やしくみを
考える機会もあったのでしょうが、
これまで動けてきたからこそ、
そんなことを考える機会も無いまま、
心が悲鳴を上げていることにも気づかずに、
人生を過ごしてしまいます。
心が麻痺しなければ、
とっくに気がついたようなことでも、
皮肉なことに、これまで無理をして、
心を殺してきたからこそ、
よけいに、心の悲鳴に
気がつきにくくなってしまうのです。
そうなってしまうと、
外側からの刺激なしでは、
行動できなくなってしまい、
自分の感性や感情や、
自発的な情熱や夢や、
なりたい自分ややりたいこと、という
心の中の一番大切なことが、
うまく分からなくなってしまいます。
ちょっと長くなりそうなので、明日に続きます。
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