ガルシアです。
先日の補講でお伝えした内容の一部をお送りします。
いろんな書籍やセミナーで、
決断することや、目標を明確にすることの
重要性が言われていますが、
ほんとうにそうでしょうか。
「まず、目標を明確にしなければならない」
「あなたが目標を達成できないのは、
目標に対してコミットメントしていないから」
「やると決めること。決断がもっとも大切」
ほんとうに《目標を明確にしていないこと》や
《決断できていないこと》
《目標にコミットメントしていないこと》が
目標を達成できない理由なのでしょうか。
ぼくはそうは思いません。
そんなのはノウハウや哲学でもなんでもなく、
単なる、ただの精神論だと思っています。
目標があって、
達成できないときと、
達成できるときがある。
だとすれば、
達成できているときに《できていて》
達成できないときに《できていないこと》を
分析すれば原因は分かるはずです。
ほんとうにコミットメントや決断や明確化が
達成できない理由なんだとしたら、
達成しているときは、
いつもそれらができているはずです。
でも、ぼくらがなにかを達成したときに、
必ずそんなことをいちいち
やっているでしょうか。
人が夢中になってひとつのことに没頭する。
その結果、なにかを達成したとします。
その人は、特に決断もしていないし、
コミットメントもしていません。
気がついたらそのことに夢中になって
誰よりも集中し行動して、
いつの間にか達成していたのです。
イチローは目標を明確にしたから
野球選手になれたわけではありません。
なりたくてたまらなかったからこそ、
気がついたら、いつもそのことばかりを考えて、
「絶対になるんだ」と決めて、
どんどん目標が明確に《なっていった》のです。
決して目標を明確に《した》のではありません。
あくまでも最初に《情熱ありき》です。
だからこそ「絶対になるんだ」と
思わずにはいられなかったのです。
たとえばあなたがハワイへ旅行にいくとして、
いちいち目標を明確にしようとしたりは
していないハズです。
行きたくてたまらなければ、
なにをして遊ぼうか、
どこへ泊まろうか、
どこで食べようか、とか
《自然と明確になっていく》はずです。
もちろん決断もコミットメントもしていないはずです。
うまくいっているときや、
気がついたら夢中になって取り組んでいるときには、
そんなことやっていないくせに、
うまくいかないときだけ、
そんなノウハウを取り入れて、
うまくいっているときには、
やっていないようなことをやっても、
うまくいくはずが無いのです。
理屈で考えたら、そうなるはずです。
あなたがほんとうにやりたければ、
《決断》なんていりません。
きっと、決断なんてせずに、
気がついたらやっています。
あなたがわざわざ決断しなければ、
明確にしなければ、
コミットメントしなければ、
できない、取り掛かれないようなことは、
そもそもたいした情熱ではない、
ということです。
その目標はもしかしたら、
あなたが頭で考えた
ただの《やらなければいけないと思ってしまったこと》
なのかもしれません。
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3月25日(日） クローズドセミナー コミュニケーションが変わる！男女セミナー
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