ガルシアです。
今日は、なぜ自己啓発セミナーにはまる人がいるのか、
について心のしくみから、
少し書いてみたいと思います。
ちょっと抽象的な記事になってしまい、
少し分かりづらいかもしれませんが、
なんとなくニュアンスやエッセンスだけでも、
感じてもらえたら嬉しいです。
なぜ、自己啓発などのセミナーに、
ハマってしまう人が後を絶たないのでしょうか。
簡単に言えば、そこに求めている《答え》が
あるという期待をもって行くわけです。
行動できない。
決断できない。
やる気が続かない。
モチベーションが、
目標が、やりたいことが、
なりたい自分が分からない、
などなど、悩みがあるから、
そういうセミナーに行くのだと思います。
もちろん悩みが無くて行く人もいるでしょう。
今よりももっと上を目指して。
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でも、いずれの場合も、
そこになにかの《答え》を求めて行くのだと思います。
もっと言えば、《今の生き方》に
確信が無いから行くのだと思います。
つまり生き方の答えを見つけるために、
知識を《外側》に求めているわけです。
もちろん、そこで教えられることが、
「そう言われたら、たしかにそうだ」
と思えるものならいいのですが、
たいていの場合、
正しい答えを求めて行くのですから、
「そうすれば《良い》んですね！」
「そうだったんですね！」
という感想になります。
自分が知らなかっただけで、
それが答えなんだ、と。
それが最新の心理学なんだ、と。
言われるとおりにやれば、
なんだかできそうな気がする、
という演出も当然されています。
初めて聞けば、
いっけん、もっともなこと
ばかりを言っているので、
なにか新しい知恵を
授かったような気がしてしまいます。
もうこれで迷わず人生を
歩んでいけるような気がしてしまいます。
「そうだったのか！」
「分かりました！やってみます！」
と思ってしまいます。
でもそれは厳密にいえば、
心から「そんな気がする」
と思っているわけでは無く、
気づかないところで、必ず、
「そうだったらいいな」
と感じている部分があるはずです。
自分が知らなかったノウハウだからこそ、
今度こそうまくいくような気がしてしまう。
だからこそ、その答えを信じたくて、
「わたしはまだ出来ないけれど、
成功するための原則は、
きっとそうに違いない」
という希望的観測が多分に含まれています。
「そうに違いない」という想いは、
必ず無意識の中に、
「そうであって欲しい」という感覚が含まれています。
その時、あなたは洗脳されています。
無意識のうちに、その教えの正しさを
証明するために行動し始めます。
それは本末転倒であり、
手段が目的に代わってしまっています。
「やれば当然そうなるから、やる」のではなく、
無意識のうちに、
教えられたことが、
間違っていなかったことを
証明するために、行動しようとします。
「必ずそうなるはずだ、
だって教えられたことは間違っていないから」
教えられたことは、間違っていない、
ということが思考の前提になってしまっています。
でもそれは思考停止状態と同じことです。
それこそが洗脳されている証拠です。
判断力の自信をつけるために、
判断の軸を外側へ求めている限り、
あなたの洗脳が解けることはありません。
心から「そうとしか思えない」
という実感があなたの内側に無ければ、
その他の思考は、
左脳で考えているだけの、
習っただけの、ただの知識です。
習ったこと、知ったことが、
本当に間違いない、と思ってしまったのは
なぜなのか。
「こうやったら、こうなるに決まっている」
ではなく、
「そうやったとしても、そうはならないのではないか」
という疑問を持つことが、
自分の頭でなにかを考えることの
まずは第一歩です。
一度感覚的に腑に落ちたことは、
二度と間違えません。
そうとしか思えない、という感覚が、
あなたの心の中にあれば、
あなたは洗脳されることはありません。
人生の答えを外側へ求めている限り、
あなたの思考の主導権も、
感情の主導権も、
あなた以外の誰かに握られてしまいます。
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