ガルシアです。
昨日の記事の補足です、
というかこっちが本編かもな長さです。
このブログでも何度も書いていますが
セルフイメージに限らず、心の世界には、
正誤や善悪や良し悪しという概念はありません。
そこにあるのは、
快か不快かという基準、区別、種類だけです。
たとえば自然界には善悪はありません。
ただ「ある」というだけです。
益虫も害虫もいません。
フグには毒がありますが、
「悪い」魚ではありません。
サソリの毒も生き延びるために身につけたものです。
全てのものは、
ただ「そうなっている」というだけです。
それを人間が頭で考えて、
良いとか悪いとかに分類しただけです。
本来ならそこに存在しない善悪という概念を、
人間が作り出して分類しただけです。
あらゆるルールも法律も、
「守らなければいけない」わけではなく、
元々はわたしたちが快適に過ごすために
考えられたものです。
守ることを目的に作られたわけではありません。
なにかの理由があって、
そういうルールを決めた方が、
決めないよりも快適な世の中になる、
不快なことの抑止力になる、
と誰かが考えたわけです。
もちろんそこには権力者や、
個人的な欲望を満たすために、
作られたものもたくさんありますが、
いずれにしても、
それは誰かの快適さのために、
作られたものであって、
それを作るのが正義だからとか、
正しいからとか、
そんな理由ではありません。
どんな法律も、
守らなければ《いけない》わけではありません。
守ることを目的に作られたわけでもありません。
ルールを守ることは手段です。
なにかの目的のために、
手段として作られたものが法律です。
「～～しなければいけない」ではなく、
ルールを守るとこうなって、
守らないとこうなる、
やるとこうなって、やらないとこうなる、
というだけです。
守ることが正義で、守らないことが悪、
やることが正解で、やらないことは不正解、
できなきゃいけない、できないとダメ、
そんな〇×ではありません。
こちらを選ぶとこうなって、
そちらを選ぶとこうなります。
あなたが幸せになれる方を選んでください、
ということです。
好きなほうを選んでください、ではなく、
自分が幸せになれそうなほうを、です。
良いか悪いかで考えてしまうと、
「正しくなければいけない」
というルールができてしまいます。
「間違えてはいけない」
という考えが強すぎると、
正しい方を選ばなかった、選べなかった、
と感じた時に罪悪感を感じてしまいます。
罪悪感や自己否定が起きるのも
自己肯定感やセルフイメージが下がるのも、
ネガティヴ思考はダメだと思ってしまうのも、
全部良し悪しや正誤で考えているからです。
正誤や善悪や良し悪しは存在しない、
と言うことが腑に落ちれば、
罪悪感や自己否定は起きません。
自己否定は良くない、と言う話を聞いて、
自己否定しないようにしよう、とすると、
「自己否定は良くないこと」
「自分を認められないのはダメだ」
「自分を好きにならなきゃ」
→「なれなくて悩んでしまう」
というループにハマってしまいます。
正誤や善悪や良し悪しという世界に住む限り、
あらゆる場面で無限ループに陥ってしまいます。
こっちを選ぶと快適だけど、
あっちを選ぶと不愉快になる。
こっちの自分は好きだけど、
あっちの自分は好きじゃない、憧れない。
善悪や正誤や良し悪しや〇×や
「でなければいけない」ではなく、
全てのものはそういう違いがあるだけです。
自分の好み、相手の好み、
今置かれている状況、情報、知識、
相手の気持ち、自分の気持ち、
伝えるのか伝えないのか、
分からせるのか、
分からせたくはないのか、
（※その必要があるか無いか、ではありません。
どうしたいのか、どうなりたいのか、です。）
やめるのか進むのか、
妥協しないのかするのか、
その違いがあるだけです。
そこに正解も不正解もありません。
どうなりたいのか、とは、
あなたが未来になにを選び取って、
どんな人生を歩みたいのか、
どんな感じを味わっているあなたになりたいのか、
ということです。
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