ガルシアです。
昨日は月に一度のZOOMのお知らせを書いたので、
続きが一日飛んでしまいました・・
一昨日のブログの続きです。
あなたが感じた感情に、
良いも悪いもありません。
そう感じてしまったものは仕方がありません。
本音で言えば、
「そう感じちゃったものはしょうがない」
「そんな風に受け取るな、と言われても無理」
「気にするなと言われても、気になってしまう」
それが人間であり、感情なんだと思います。
そんな思い通りにならない感情について、
アドバイスされても、
「できない自分が悪いんだ」
「なんで出来ないんだろう・・・」
とまた新たな悩みが増えてしまうだけです。
一度感じてしまった感情を、
「それはよくないことだ」
「改善すべきだ」と決め付け、
感じた感情を無意識のうちに、
否定したり押さえつけたり、
変えようとしたりするから、
罪悪感を感じたり、
できない無力感を感じたりします。
でも、だからと言って、
「あなたはそれを感じたままでいい」
「もっと感情を感じ尽くしましょう」
では解決にはなりません。
そのままそれを認める、ということは、
「それでいいんだ」と、
その感情を《良い》ということに
しているだけだからです。
それでは良し悪しという世界で、
感情を見ていることに変わりはありません。
OKを出す、ということは、
NGがある、ということです。
ちょっとややこしい言い方ですが、
「そのまま感じていい」ということは、
「感じちゃいけない」と思っちゃいけない、
というNGがある、ということです。
でも、そもそも前回の話は、
「その感情を何とかしたい」
「翻弄されないようにしたい」
というのが質問であり、
欲求だったはずです。
感じた感情を認めるだけでは、
この部分はなにも解決していません。
「これを何とかしたい」
「今の自分を変えたい」
「こうならないようにしたい」
という欲求に対して、
「あなたはそのままで良いんだよ」
というのでは、答えになっていません。
良いんだよと言われても、
その人にとっては「良くない」のです。
なぜ人は、
「これを何とかしたい」
「今の自分を変えたい」
「こうならないようにしたい」
と望むのでしょうか。
それはなりたい自分がいるからです。
今いる場所ではなく、
その先の自分になりたいのです。
「そのままでいい」という答えは、
先へ行きたい人にとっては、
答えになっていません。
もしそれが答えになっている、というのなら、
先へ行きたいと望む欲求そのものを
否定しなければいけなくなってしまいます。
そうなるともう、欲求を捨てるしか
なくなってしまいます。
煩悩を捨て、悟る以外に
道が無くなってしまいます。
でもじつはそのあなたの欲求こそが、
潜在意識にとっては、
一番のガソリンであり、
あなたがなりたい自分になるための、
一番のエネルギーになるはずです。
大切なことは、
「悔しい」と感じたことの、
良し悪しなんかではありません。
それでいいんだ、と認める必要も無いし、
それじゃダメだから何とかしなきゃ、
でもありません。
大切なことは、
「なぜそこまで悔しかったのか」
その理由です。
なぜそんなに悔しかったのか。
なぜ感情に翻弄されてしまうのか。
それは、
《悔しくて涙が出るくらい、
あなたが大切にしているものだから》です。
あなたが大切にしているものを、
あなたが愛情を持って、
一生懸命取り組んでいるものを、
否定され改善のアドバイスをされても、
そんな言葉はあなたの心には響きません。
そこをなんとかしたい、
という思いは、いつもあなたの
《なりたい自分》と背中合わせです。
未来に夢や希望や欲望や願望が無い限り、
あなたが悔しくなることはありません。
あなたが感情に翻弄されてしまうのは、
あなたになりたい将来の自分があり、
それがとても大切なことだからです。
明日、もう少し書いてみます。
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