ガルシアです。
よく、人を妬んだり、羨ましがったり、
悪口を言ったり、恨んだり、
憎んだりしてはいけない、
と言われます。
もちろんだからと言って、
妬んだり、憎んだり、
恨んだり、悪口を言いましょう、
とも思いませんが、
ワクワクで行こう♪では、
そうした思いが湧いてくることは、
人として自然なことだと捉えています。
人間なら生きていれば誰しも、
人を恨んだり妬んだり、
羨ましがってみたり、
時には悪口も言ってみたくなります。
それは人として自然なことです。
でも、無理にそれを押さえ込もうとしたり、
そう感じることを「良くないこと」
「悪いこと」だと問題視して、
なんとかしようとすることが、
ますますそれらの感情を悪者にしてしまいます。
人として自然に感じてしまう感情を、
悪者にして退治しようとする。
でも、やっぱり時々そう感じてしまう。
悪いと知っていながら、
それを感じることを止められないことほど、
苦しいものはありません。
でも、とっさにそう感じてしまったものは、
しかたがありません。
だってそう感じてしまったのだから。
そう言うと、
「じゃあ、人として自然な感情なら、
そう感じてもいいんですね」
と思う人もいるかも知れません。
でも「そう感じることはしかたがない」
ということと
「そう感じてもいいじゃないか」というのは、
ちょっと違います。かなり違います。
そう感じてしまうこと自体は、
人として自然なことですが、
そこに良い悪いという基準を持ち込むと、
話がややこしくなってしまいます。
これは良いか悪いか、という話ではなく、
そう感じてしまうとどうなるのか、
という話です。
だからこそ、
「そう感じても《いい》んですね」
にはならないのです。
人を妬んだり恨んだり、悪口を言ったりすると、
それがあなたのセルフイメージに影響を与え、
そういうあなたが作られてしまう、
ということです。
誰かを恨むことが、
集合的無意識で相手に伝わるのだとか、
あなたがそう感じるのは、
あなたの中にそういう部分があるから、
それを鏡のように反映しているのだ、とか、
いろんなことがあらゆる本に書かれています。
それが本当なのかどうかなんて、
そこはどうでもいいのですが、
少なくとも恨んだり、憎んだりしている
あなたのセルフイメージが
《その人のことを恨んでいるわたし》
というセルフイメージになってしまいます。
誰かのことを悪く思っている人、
誰かを恨んでいる人、
として生きていくと、
あなたのセルフイメージが変わります。
そんなあなたとして生きていくことが
あなたの好みなのか、ということです。
良いか悪いか、ではなく、
あなたが素敵だと思うかどうか、
そんな自分に憧れるかどうか、
そんな自分を快適だと思うかどうか、
という問題なのです。
あなたがもっと素敵になって、
暖かな気持ちに包まれて、
幸せな毎日を過ごすために、
そんなセルフイメージが必要なのかどうか。
あなたにとって都合がいいのは、
どんなセルフイメージなのか。
だれかのことを恨んだり憎んだり、
悪口を言ったりしないのは、
なにも綺麗ごとでとか、
相手のためとかではなく、
ましてや社会人として、とか、
倫理的にとかそんなルールがあるからとか、
本に書いてあった、とか
世間的に立派な人になるため、とかではなく、
なによりもあなたが幸せになるためです。
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