ガルシアです。
昨日も書いたように、
《あり方》とはセルフイメージのことです。
セルフイメージは、
アイデンティティーとも言われます。
「わたしは長男です」「わたしは妹です」
「わたしは会社員です」「わたしは経営者です」
「わたしは短気です」
「わたしは旅行が好きです」
「わたしは貧乏です」
「わたしは楽天的です」というような、
《自分で自分のことをどう思っているのか》
ということです。
でもこれは、
自分でそう思っているイメージというよりも
「ただの事実、現実じゃないか」
というものも含まれている気がします。
長女だとか長男だとか、
出身地、身長、体重、肩書などは、
本人がそう思っているかそう思っていないか
とかに関わらず、
ただの事実、現実ではないか、と。
つまり「自分でそう思っている」というよりも、
実際に兄だったり妹だったり、
社長だったり会社員だったりするわけです。
繰り返しになりますが、
セルフイメージとは、
あなたが自分で自分のことを
《どう認識しているのか》ということです。
だからそれが事実であるかどうかは、
関係ありません。
事実である場合もあるし、
事実とは違う場合もある。
いずれにしても、あなたはあなた自身のことを
《そう認識している》
それがセルフイメージです。
「わたしは短気です」と思っていても、
他の人から見たらそうでもない、
ということもあるし、
「わたしは我慢強いです」と
本人がいくら思っていても、
周りの人が「いや、あの人は短気だ」
と思っている場合もあります。
この場合もいずれも、
その人が自分で自分のことを
そう認識している部分が
その人のセルフイメージです。
だから事実がどうであれ、
事実とは無関係にわたしたちは、
《セルフイメージ通りの人》
として生きています。
たとえば《事実として》兄だから、
兄っぽい態度で接しているわけではなく、
その人のセルフイメージの中で、
つまり無意識（＝潜在意識）の中で、
「俺は兄貴だ」と自分を認識しているので、
兄っぽい言動になっているのです。
たとえば両親がお互いに再婚同士で、
それぞれに連れ子がいた場合、
役所に婚姻届けを提出した日から、
戸籍の上では兄弟になりますが、
だからと言って、初日から、
兄っぽい態度にはならないはずです。
それは《事実》は兄でも、
セルフイメージがまだ「俺は兄貴だ」
になっていないからです。
わたしたちの言動は事実や現実よりも、
《セルフイメージ》によって決まります。
セルフイメージ通りにしか生きられない、
ということです。
だから、たとえどんなに
目の前に事実があったとしても、
本人がそう思っていない限り、
その人の言動にその事実が
反映されることはありません。
たとえば昨日まで平社員だった人が、
今日から課長になったとしても、
その人のセルフイメージ、
つまりアイデンティティーが
まだついて来ていない場合には、
《自分で自分のことを》
まだあまり課長だとは思っていません。
そうは思えていないはずです。
見た目にもあんまり「課長っぽい」
感じには見えないはずです。
だから《現実》に課長でも、
課長という肩書が事実でも、
「課長！」と呼ばれても
とっさに分からなかったりします。。
「あれ？あー、俺か。。」みたいな。
まさにこれが、
わたしたちがセルフイメージ通りに生きている
セルフイメージ通りにしか生きられない、
ということの証拠です。
あなたが課長であろうと無かろうと、
そんなこととは無関係に
《自分で自分のことをどう認識しているのか》
という自己認識によって、
わたしたちは生きています。
長くなりそうなので、明日また続きを書いてみます。
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