ガルシアです。
今のあなたを改善しなければ、
目標へ向かえないわけではありません。
まずは今の欠点を克服しなければ、
目標へのスタートラインに
立てないわけでもありません。
今の欠点や改善点を洗い出して、
まずは今のあなたを変えてから、
憧れの自分になろうとすることと、
《どうすれば憧れの自分になれるのか》
だけを考えていたら、
いつの間にか、昔の自分とは変わっていた、
というのはまったくちがうアプローチです。
あなたが何をイメージしながら
日々を過ごすのか。
何を考えながら、
行動や選択をしていくのか。
その違いがもたらす結果の違いは、
あなたの想像以上に大きな違いです。
引っ込み思案だから積極的になりたい。
病気だから元気になりたい。
貧乏だからお金持ちになりたい。
一見、真っ当なことを
言っているように思えます。
なりたい自分を目指す動機として、
当然のように思えます。
頭で考えたら、
理屈はそうなるような気がします。
今がそうじゃないからこそ、
そうではない自分を目指す。
そこになんの不思議も矛盾も
無いような気がします。
でも
あなたの潜在意識にとっては、
正反対のことを同時に言われているのと
同じことになってしまいます。
積極的になりたいのは、
今が引っ込み思案だからではなく、
積極的になったほうが、
楽しい人生を送れそうな、
気がしているからです。
元気になりたいのは、
今が病気だからではなく、
元気になってやりたいことが
たくさんあるからです。
お金持ちになりたいのは、
今が貧乏だからじゃなく、
お金持ちになって、
手に入れたいものがあるからです。
「元気になってこんなことをやりたいから、
早く元気になりたい」ということと、
「今は病気だから、早く元気になりたい」
というのは、
あなたの潜在意識に、
まったく別のメッセージを
届けることになってしまいます。
今＝Aとします。
「Aじゃない自分になりたい」と思うと、
Aをイメージしてしまいます。
あなたがなりたい自分＝Bとします。
Bの定義は「Aじゃない」では無いはずです。
あなたがBに行きたければ、
B以外のイメージは不要です。
B以外のイメージは使い道がありません。
あなたがBになりたいのは、
Bになりたいからです。
Aの自分を好きでも嫌いでも、
気に入ってても気に入らなくても、
そんなことはどうでもいいのです。
今が嫌だからこそ、
Bに強く憧れるのは、
ただのきっかけです。
そういう動機はあっても構いませんが、
別に無くても構いません。
どっちでもいいのです。
そこはどうでもいいのです。
あなたはなぜBの自分になりたいのか。
それはBの自分に、
強い情熱を感じているからです。
決して「Aにウンザリしているから」
「Aの自分が気に入らないから」
が理由ではありません。
Aの自分に対してどう感じるのか、
どう思うのか、ということと
Bの自分をどう思っているのか、
どう感じているのか、というのは、
そもそも別の話なのです。
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