ガルシアです。
人間は不快に敏感です。
嫌なことがあると、
すぐにイライラしたり、
気分がふさぎこんだりします。
人間は快に鈍感です。
いつ快適さを味わっているのか、を
すぐに忘れてしまいます。
人は嫌なことがあると、
すぐに改善しようとします。
どうすればイライラしなくなるか。
どうすれば怒らずに済むか。
言うことを聞かない部下をどうすればいいのか。
社内の問題をどうすればいいのか。
困ったことや嫌な目に会うと、
すぐに「どうすればいいんだろう・・」と
悩んでしまいます。
でも、今のあなたを不快にさせているものに、
良いも悪いもありません。
あなたはその状態が嫌いだ、というだけです。
好き嫌いの問題なのに、
その状態を「良くないこと」と捉えて、
そこを改善しようとしてしまいます。
行きたい場所にたどり着くことを
考える時間に使えばいいのに、
今の状態をどうすればいいのだろう、
ばかりを考えてしまいます。
ちょっとこの先、違う話になりそうなので、
明日補足します。
不快な状態をどうすればいいのか、
ばかりを考えているうちに、
どんな時に自分が嫌な思いをするのか、
ばかりに詳しくなってしまい、
どんな時に自分が幸せを感じているのか、
については、ちっとも分からないままに
なってしまいます。
そうなってしまったら、
解決したい嫌な状態は分かっても、
行きたい場所が分からなくなってしまいます。
でも、どんな時が幸せなのかが分からなくても、
行きたい場所やなりたい自分がなくても、
夢や目標がとくに見つからなくても、
あなたがなにかに不満を感じたり、
イライラしたりする、ということは、
あなたの頭の中の理想のイメージと
現実にギャップがある、ということです。
ギャップがある、ということは、
頭の中やあなたの心には、
あなたが気がつかなくても、
理想や願望のイメージがある、ということです。
そのなにげなく考えているイメージと、
目の前の現実にギャップがあるからこそ、
イライラしてしまうのです。
嫌いな状態がある、ということは
好きな状態がある、ということです。
好きな状態があるからこそ、
嫌いな状態に反応してしまうのです。
もしもあなたが、
「嫌なことばかりだ・・」
と思っているのなら、
そのくらいあなたの心や頭の中に、
あなたの願望や夢やなりたい自分や
行きたい場所がたくさん詰まっている、
ということなのです。
「どんなイメージとのギャップに
イライラしているんだろう・・」
と考えてみることで、
なりたい自分や行きたい場所が、
見つかることがよくあります。
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