ガルシアです。
わたしたち人間は、生まれ持った性質として、
嫌なものにより過剰に反応するようにできています。
そもそも嫌なものに敏感なのです。
「幸せになりたい!」という願望よりも、
「嫌な目に会いたくない!」
「嫌な思いをしたくない!」
辛い、悲しい、痛い、のは嫌だ!という気持ちのほうが、
どうしても強くなりがちなのです。
もうそこはしょうがないです。
嫌なもの、という不快さに、
ほかのどんな動物よりも敏感なのです。
わたしたち人類は、
身の危険を感じる不快さに、
ほかの動物よりも敏感なことで、
ここまで生き延びてきたのです。
それが地球上の種の中でも、
こんなにひ弱な動物として生まれたのに、
ここまで繁殖した理由ですから、
もうそこは諦めてください。。
だからこそ、
好きなものや快適さ、
喜びや幸せには反応しにくいくせに、
自分に嫌な思いをさせたものや
不快な気持ちにさせたものは
絶対に見逃しません。
たとえば、
「めんどくさいなぁ」
と不愉快に思うことはあっても、
「これは面倒じゃないぞ!」
なんて言って喜んだりはしません。
自分を不快にさせるものは
絶対に見逃さないのです。
でも「あっちと比べて、
こっちのほうがまだ快適だな」
と感じるものに対して、
「こっちのほうが快適だ!」
と喜んだりしません。
「こっちのほうがまだマシだな」
くらいです。
決して「快を感じた」とは捉えずに、
「ちょっと不快では無くなった」
という感覚で捉えてしまいます。
プラスじゃなくて、
マイナスがゼロに近づいた、くらいの。
わたしたちは快には気づきにくくて
不快にはすぐ気がついてしまいます。
もう、人間はもともと
そういうふうに出来ているのです。
だから、もしもあなたが
不快なことばかりが気になってしまうとしても、
それはそれでしかたがないことなのです。
それを「良くない」とか、
「なんとかしなければいけない」
と考えてしまうことが、
時間の無駄です。
そもそも不快に気づきにくくなってしまったら、
それこそ生命の危機なのです。
わたしたち人間は、
不快なことに敏感だからこそ、
そこをなんとかしようとするのではなく、
だからこそ意図的に、意識して、
あなたが快を感じた瞬間を、
惜しみなく味わって、
あなたの快を見逃さないように、
丁寧に集めることが、
とても大切なのです。
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