ガルシアです。
「モチベーションが上がりません」
「なかなかやる気になれません」
という相談をよく受けます。
やる気にならなきゃ、
モチベーションを上げなきゃ、
という気持ちは分かりますが、
じつはその発想こそが、
悩みを生み出している原因です。
過去にこのブログでも何度か書きましたが、
モチベーションは自分の意思では上がりません。
（あ、なんかもういきなり結論ですみません・・）
あなたがなにかに夢中になっている時、
あなたのモチベーションは
《自然に》アップしているはずです。
ということはあなたがなにかに夢中になれば、
モチベーションは自然と上がる、ということです。
でも、あなたの意思で意図的に、
《なにかに夢中になる》ことはできません。
夢中になる、とは、
気がついたらそうなっていた、
という状態のはずです。
なろうとしてなれるものでは無いはずです。
つまり、モチベーションとは、
あなたの意思で《上げるもの》ではなく
《上がってしまうもの》だということです。
こんなにも「モチベーションが上がらなくて・・」
と悩んでいる人が多い、ということは、
みんなモチベーションを、
「上げようと思えば上がるもの」
だと思っている、ということです。
でも、モチベーションは自分の意思では上がりません。
モチベーションは《上げようとしても上がらない》
《自然と上がってしまうもの》だということです。
そう考えたほうが理にかなっています。
もしもモチベーションが、
「上げようと思えば上がるもの」
だとしたら、こんなにも多くの人が
上がらないことで悩んでいるはずがありません。
そして、たとえどんなものにでも
すぐに《夢中になれる》はずです。
でもそんなことはあり得ないのです。
ちなみに本を読んだ後やセミナー後に
一時的にモチベーションが
アップしているような気がするのは、
じつはあれはモチベーションではありません。
あれはただのテンションです。
セミナーや本の内容で、
一時的にテンションが高くなっているだけです。
テンションですから当然、時間が経てば下がります。
テンションだから下がってしまったことに
悩む必要なんてありません。
下がって当然、下がらなければ異常です。
下がることが当たり前なのに、
下がってしまったことに悩んでしまうのは、
それをモチベーションだと勘違いしているからです。
下がっちゃいけない、と思っているからです。
下がらなければ異常なものを、
「下がっちゃいけない」と間違えてしまっていることに、
悩みの本当の原因があります。
モチベーションとは、
あなたが《好きなもの》に対する情熱のことです。
好きなものに対する情熱だから、
簡単には下がりません。
一時的なテンションとも違います。
もちろんあなたの好みが変われば、
モチベーションも下がります。
でも好みが変わらない限り、
その対象へのモチベーションは
簡単には下がりません。
モチベーションが上がらないのは、
あなたがその対象に対して、
本当はたいして情熱が無いからです。
なかなかやる気になれないのは、
気持ちがついてこないから、
無理に気持ちを奮い立たせようとしているからです。
そもそもあなたが、
無理に気持ちを奮い立たせなければ
出来ないようなことが、
長く続けられるはずはありません。
たいしてあなたの情熱がないようなものに、
無理やり気持ちを奮い立たせようとするくらいなら、
あなたの気持ちが奮い立つようなものを探すことに
もっと時間を掛けることのほうが、
よほど大切なことなのです。
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