ガルシアです。
「人に相談されたり頼まれたりして、そのときは感じないですが、
だんだん面倒になったり時間奪われたー、と感じてしまいます」
というお悩みをいただきました。
詳しく書き始めると、
とっても長くなってしまうので、
あまり長くならないように答えてみます。
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きっとこの方は優しくて、
なにかを頼まれたり相談されたりすると、
嫌とは言えない、断れないタイプなんだと思います。
できれば役に立ってあげたい、
助けてあげたい、と。
で、最初は良かれと思って、
相談に乗ってあげているうちに、
だんだん面倒になってしまう。
時間も奪われたな、と感じてしまう。
こういうことに悩まされている方は、
あんがい多いと思います。
これを、全体で一つの問題と捉えて、
「そういう人たちは時間泥棒だから、
相談に乗ってはダメ」とか
「一度引き受けたのだから、
途中で投げ出さないで、
親身になってあげることが大切」とか、
こちらの《正解》を押し付けても、
そこにほとんど意味はありません。
この問題は細かく分析すれば、
もっと多くのパートに分けられますが、
おおまかに言って前後二つの部分に分けられます。
引き受ける前から引き受けた瞬間までの前半と
しばらくたって面倒になってきたときの後半です。
人から相談されたり、頼まれたりしたときに、
それを引き受ける自分でありたいのかどうか。
引き受けた自分に、なりたいのかどうか、
というのが前半部分の判断基準になります。
どちらの自分になりたいのかが、
分からなければ、どうするのかは、
決めることができません。
だからこそ、引き受けた時の感覚が、
とても大切です。
「その時は感じないですが」と書いていますが、
引き受けた時の感覚をこそ、
よく覚えていてください。
「やっぱり引き受けてよかった」
と感じるのか、
「あれ・・」という感じがするのか。
事前にシミュレーションしたときは、
《引き受ける自分》になりたかったはずなのに、
いざ引き受けてみたら、
なんとなくざわざわする、
あんまり嬉しくない、
という感覚があれば、
事前のシミュレーションの精度と、
あなたの好みの精度が
まだ低かったということです。
後半について書いてみます。
相手も人間です。
相談しているうちに、
あなたに甘えてしまいます。
あなたの時間を使っている、
という感覚はあまり無いはずです。
というか、その感覚が無い人だからこそ、
あなたは「時間を奪われた」
と感じてしまうのです。
あなたの時間を使わせて申し訳ない、
という思いがある相手なら、
あなたも面倒くささを感じたり、
時間を奪われた感じはしないはずです。
《途中で断るか》
《最後まで付き合うか》は
あなたの生き方の好み次第です。
もちろんそこに正解はありません。
すぐに切り上げるのか、
ある程度までなら付き合うのか、
最後まで付き合うのか。
結局はあなたの好みが分からなければ、
それを決めることはできません。
相手との関係性の中で、
相談に乗っているうちに、
《相手から受ける印象》が変わってきたのです。
だからこそ面倒になったり、
時間を奪われた、と感じてしまうのです。
前半と後半で、
あなたの感じが変わるのは当然なのです。
その状態に対して、
どう対応している自分なら素敵なのか。
そこがハッキリすれば、
最後まで付き合っても、
途中で投げ出したとしても、
どちらにせよ、嫌な感じも、
面倒くささも、
味わうことはありません。
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