ガルシアです。
昨日は２ヶ月ぶりの東京１Ｄａｙセミナーでした。
３年ぶりにお越しいただいた方や、
ゲストの方同士の５年ぶりくらいの再会や、
大阪からお越しの方と、
東京から初参加された方のご紹介者が
たまたま同じ方だったり、とか。
あいかわらず毎回、いろんなサプライズがあります。
ぼくのセミナーは、いつどんなタイミングでも
どんな質問でも自由です。
僕がしゃべっている途中でもＯＫです。
だいたい質問なんて、その場でその時に聞かないと、
後で聞こうと思っていても
なにを聞こうと思ったのか、
ぜったい忘れてしまいますから。
昨日、そこでいただいた質問で、
直接ワクワクで行こう♪のコンテンツとは関係ないのですが、
「頭で考えたことを書こうと思っても
うまく文章にならないのはなぜなのか」
という質問をいただきました。
こういう質問が出るセミナーも珍しいと思いますが（笑）
文章にしようとした、ということは、きっと
自分では【分かりきっている内容】
だったに違いありません。
でも、いざ書こうとすると書けない。
そういうことがよくあります。
これは【分かっていないこと】が分かっていない、
というのが書けないことの原因です。
「しゃべったら話せるんだけど、
書こうとすると文章にならない」
という話をよく耳にします。
だから、一般には話すことのほうが簡単で
書くことのほうが難しい、と思われています。
でもじつは反対です。
話すことのほうが難しいのです。
話しているとき、というのは
一度口から出たら修正できません。
もちろん「あ、言い間違えました」
ということはあるでしょう。
でも【音】として出ていったものは、
そのまま確定されてしまいます。
それに対して文章は、自分で見直して、
なんどでも書き直すことができます。
ゆっくり考えて、
納得のいくまで修正することができます。
アウトプットのレベルとして、
どちらが困難なのかは言うまでもありません。
それでも「話すほうが簡単だな」と感じるのは
話している文章が【間違っていること】に
気がついていないだけです。
どこがハッキリしていなくて、
どこが理解不足で、
どこが矛盾していて、分かっていないのか、
に気がついていないだけなのです。
全体のロジックとして破綻している。
構成に矛盾がある。
そこに気付かずに話し続けているだけなのです。
だからこそ、いざそれを文章にしようとすると
うまく書けないのです。
書こうとして初めて、
【ちゃんと】分かっていなかったことに気が付くのです。
だから。
話せるからといって、書けるとは限りません。
でも、文章として書けることは話すことができます。
話せるけれど書けない。
だから一見話すことのほうが簡単で、
書くことのほうが難しいように思えてしまいます。
でも、ほんとうは話すことのほうが難易度は高いのです。
ほんとうは。
自分の思考の中にある矛盾や、
ロジックの破綻に気がつかなくても、
話すことはできます。
でも、それを文章にすることができないのは
【ちゃんと】分かっていないから。
【分かっていない】ことが分かっていないから、です。
あなたにとって当たり前すぎて、
わざわざそんなこと書くほどのことでもない、
という程度のものから文章にしていく練習をしていくと
どのくらい【じつは分かっていなかった】かが
ハッキリと分かるようになります。
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