ガルシアです。
なりたい自分や、欲しいものをイメージするときに、
「そのイメージをありありと具体的に明確にイメージして、
強い感情を伴わせましょう」
と言われることがあります。
というか、よく言われています。
で、出来なくて悩む人が多くいます。
結論から書きます。
これは出来ません。
出来る人はいないと思います。
できない理由と、出来るやり方を書いてみます。
潜在意識は、あなたの強い感情が伴ったイメージを受け取ります。
これは原則です。
例外はありません。
あなたの強い感情が伴ってしまったが最後、
そのイメージはすでに潜在意識に届けられています。
あなたの好むと好まざるとにかかわらず。
大切なことなので、もう一度書きます。
あなたの強い感情が伴ってしまったら、と言うのは、
伴っちゃったら、ということです。
《強い感情がどうしようもなく湧いてきてしまうような》
イメージをしたら、です。
イメージに強い感情を伴わせるのではありません。
強い感情が伴っちゃうようなイメージ、です。
遠足の前の日に、ワクワクしすぎて、
眠れなくなった子どもは、
イメージに強い感情を伴わせようとしたわけではありません。
そのイメージをしたら、
強い感情が伴ってしまったのです。
そういうイメージが潜在意識に届けられていますよ、
ということです。
つまり、感情が湧いてしまったら、
もう、間に合わないのです。
それはもう、潜在意識に届けられた後、なのです。
あなたの感情が、思わず湧いてしまうようなイメージ、
を探してください、ということです。
なりたい自分を頭で考えて、
そこに感情を強く伴わせようとすることなんて、
ちゃんと考えたら、
出来るはずがない、と分かるはずなのです。
遠足の前の日に眠れなくなった子どもは、
明日が楽しみで、待ちきれなくて、
うっかり明日のことをイメージしてしまったのです。
それは、言い換えたら、
「もしも、そうなったとしたらどんな感じがするのか」
を味わってしまった、ということです。
「すでに、そうなっている自分をイメージしよう」
としたわけでは無いのです。
厳密に言うと、
「すでに、そうなっている自分をイメージしよう」
とすると、
セルフイメージは、
《すでに、そうなっている自分をイメージしようとしている人》
になってしまいます。
これでは、その自分に近づくことはできません。
いつまでたっても、潜在意識は
《イメージしようとしている人》であり続けようとしてしまいます。
でも、
「もしも、そうなったとしたら、どんな感じがするのか」
を感じようとしている時は、
《すでにそうなった人》として、感じようとしているので、
結果として、
まだ来ていない未来の自分の感覚を、
先取りしていることになります。
このあたりは、図を交えて説明すると、
すぐに分かってもらえるのですが・・・
あなたにとって、
確実に潜在意識に届くイメージ、とは
「もしも、そうなったとしたら、どんな感じがするのか」
を考えたときに、
思わず感情が湧きあがってくるようなイメージ、です。
そのことを考え、感情が湧いてきたら、
もう、すでにそのイメージは、
潜在意識に届けられているのです。
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