ガルシアです。
今日はちょっと思ったことを書いています。
初めての方はこちらをどうぞ。
認知的不協和という心理学用語があります。
認知的不協和(にんちてきふきょうわ、英: cognitive dissonance)とは、人が自身の中で矛盾する認知を同時に抱えた状態、またそのときに覚える不快感を表す社会心理学用語。アメリカの心理学者レオン・フェスティンガーによって提唱された。人はこれを解消するために、自身の態度や行動を変更すると考えられている。
分かりやすい有名な例として、
イソップ物語のキツネとすっぱいブドウの話がよくあげられます。
本当は食べたいのに、採れないことの不快感を解消するために、
「あのブドウはすっぱいのだ」という認知を作り出すことで、
採れない不快を軽減しようとする、というお話です。
悔し紛れ、とか、捨てぜりふ、と呼ばれるものは、
だいたい認知的不協和が原因です。
不快を軽減しようとすることについては、こう説明されています。
不協和の存在は、その不協和を低減させるか除去するために、なんらかの圧力を起こす。つまり、複数(通常は二つ)の要素の間に不協和が存在する場合、一方の要素を変化させることによって不協和な状態を低減または除去することができる。不協和を低減させる圧力の強弱は、不協和の大きさの関数である。つまり、認知的不協和の度合いが大きければ、不協和を低減させる圧力はその度合いに応じて大きくなる。
分かりにくいですね(^_^;)
ふと、認知的不協和はなぜ起こるんだろう、と思い、
起きてしまう原因について調べてみましたが、
どれも、
「どういう状態が認知的不協和にあたるのか」と
「認知的不協和が起こるとどうなるのか」
という説明ばかりで、
そもそも、なぜそんなことが起きてしまうのか、
について書いているものは見当たりませんでした。
そんなこと考える人、いないのかなぁ。
なぜ認知的不協和が起きてしまうのか。
そもそも、ものごとを正誤や善悪で考えなければ、
認知的不協和は起きない、と思っています。
なぜ認知的不協和が起きてしまうのか。
それは、自分の現在地や過去の行動が、
正しかった事を証明する必要があるから。
間違っていなかった事にしないと、不快感が拭えないから。
だからこそ、無理やりにでも自分を正当化しようとしてしまうのですが、
そもそも、そんな思考回路でさえ無ければ、
認知的不協和なんて初めから生じないのです。
ギャップから不快感が生じてしまうのは、
正しいか間違っているか、というマトリックス上に生きているから。
そんな思考をもって生きているからです。
だからこそ不快感が生じ、
その不快感を軽減させるために、
ギャップを低減させようとします。
でも、その判断や生き方が自分の好みかどうか、
というスタンスであれば、認知的不協和は起きないのです。
そして、善悪や正誤という概念は、
潜在意識には存在しないのです。
正誤や善悪と好みの関係と、
心のしくみに関してはこちらの記事を参考にしてください。
※↑↑↑ポチっとおねがいします♪
◇今後のセミナー予定◇《各日程のお申込はこちら》
~カウンセリングのご案内~
・あなたの心はどういうしくみになっているのか。
・なぜ悩みが発生してしまうのか。
・なぜ感情が揺さぶられてしまうのか。
悩みが解決するのではなく、悩みが無くなってしまう。
http://www.reservestock.jp/reserve_form/157
※現在は募集を停止しています。次の予定は未定です。
「ワクワクで行こう♪」のダイジェストをお話しています。