ガルシアです。
初めての方はこちらをどうぞ。
「セルフイメージを上げよう」
「セルフイメージが高いですね」という言い方があります。
【セルフイメージ】とは、あなた自身があなたの事をどう思っているか、
あなたが自分自身をどう定義しているか、
という【自分に対する思い込み】のことです。
思い込みですから、そのこと自体が
「当たっている」か「外れている」か、
本当か、本当では無いのか、
現実と同じなのか、違うのか、は問題ではありません。
自分で自分の事をそう思っている、という
ただそれだけのことです。
「私は女性です」
「俺は男性です」
「私は課長です」
「長男です」
「短気です」
「負けず嫌いです」
「甘いものが大好きです」
「旅行が好きです」
「人見知りです」などなど、
一般的に思われているセルフイメージの範疇よりも、
セルフイメージの実態ははるかに多岐にわたります。
それはあなたのすべてであり、
あなたの人生のほとんどの部分に影響を与えています。
アイデンティティーそのものと言ってもいいと思います。
セルフイメージとはあなた自身、ということですから、
そこに高いも低いもありません。
あなた自身を構成している、
あなたの内面全てがあなたのセルフイメージです。
あなたの長所、短所、好み、性格、身体、出身地、
家庭環境、学歴、収入、健康状態、交友関係等々
そのすべてがあなたのアイデンティティーになっています。
であるなら、そこに高いも低いもありません。
あなた自身の色合いや手触りや、
匂いや温度や、硬さ柔らかさがあるだけです。
その中にあなたのお気に入りの部分と、気に入らない部分がある。
自分の中の好きな部分と嫌いな部分がある。
それだけのことなのです。
わたしたちは、自分の好きなものには快適さを感じます。
嫌いなものには不愉快さを感じます。
美味しいと快を感じます。
マズイと不快さを感じます。
あなたが何かを食べて、「美味しくない」と感じたときに、
「その不快さを何とかしなきゃ」とは思いません。
「不快さを感じてはいけない」とも思いません。
まして「不快さを受け入れよう」
「不快さを認めよう」
「不快さを感じている自分も愛してあげよう」なんて思いもしません。
あなたの中の嫌いな部分は、
あなたにとって不快だ、というだけです。
そこをなんとかしなきゃ、とか
改善するべきだとか、
そこも認めて愛してあげよう、
なんて、わざわざする必要は無いのです。
問題の本質は、その嫌いな部分ではなく、
それを「良くない事」「改善すべき」「受け入れるべき」
「認めて、愛してあげるべき」ことだと考えてしまう、
その考え方にこそ、
あなたを悩ませている原因があるのです。
今よりも少しだけ柔らかくなりたい。
今よりももっと暖かい感じになりたい。
今よりも明るい色になりたい。
それが、今のあなたがなりたい、未来のあなたのセルフイメージです。
上げるとか下がったとか高いとか低いとか。
そういう尺度で計るものでは無いのです。
そういう尺度で計るから、誰かと比べたり、
必要以上に自分を卑下したり、
無理をしてでも「今の自分を認めなきゃ」
なんてことが起きてしまうのです。
あなた自身がなりたいあなたは、
どんな色で、どんな温度で、どんな柔らかさで、
明るさや形はどんなイメージですか？
あなた自身が素敵だなと思えるあなた自身。
それがあなたがなりたい、未来のあなたのセルフイメージです。
あなたがそこへ向かいたい、と望むのなら、
今の現在地がどこであろうと、
あなたが気に入らない部分があろうと、なかろうと、
そんなことは関係ないのです。
旅行に行くときに、今いる場所の好き嫌いなんて、
あなたは気にしていないはずなのです。
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あなたの心はどういうしくみになっているのか。
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