ガルシアです。
やらなきゃ！と思うと、
ますますやる気がしなくなるしくみについては、
これまでにも何度か書いてきました。
なぜやる気が出ないのか、
ということについては、
一つの角度からではなく、
いろんな方向から説明が可能ですが、
今日はその中でもシンプルな理由について
書いてみます。
やらなきゃいけないと思っている、
ということは、
あなたはまだ《やる前の人》です。
あなたがあなたのことを、
《どんな人》だと思っているのか、
それがセルフイメージですが、
「やらなきゃ！」と思う、ということは、
あなたのセルフイメージは、
《まだやる前の人》だということです。
まだやっていないんだから、
そんなことは当たり前だと思うかもしれませんが、
そうではありません。
わたしたちはまだやってもいない事に、
思いを馳せるだけで、
セルフイメージは簡単に、
「今それをやっている人」
に変わってしまいます。
まだ本番じゃないのに緊張してしまうのは、
あなたのセルフイメージが、
《すでに本番中の人》に
なってしまっているからです。
まだ試験が始まっていないのに、
始まる前から緊張してしまうのは、
試験中の自分をイメージしてしまうからです。
潜在意識はあなたのイメージを受け取ります。
あなたの感情の伴ったイメージを受け取ります。
イメージに伴う感情が快適なものなら、
あなたは早くそこへ行きたくなります。
イメージに伴う感情が不快なものなら、
あなたはそこへ近づきたく無くなります。
シンプルですが、
これがやる気が無くなる理由です。
「この前行ったお店美味しかったなぁ」
とそこで食べた時のことを思い出せば、
またそこに行きたくなります。
「ハワイに行きたいなぁ」
と思えばハワイに行きたくなります。
「やらなきゃ！」と思えば、
それをやっているところを
イメージしてしまいます。
少なくともその行動に対して、
快適な感情は湧いてきません。
どちらかと言えば「嫌だなぁ」と感じながら
それをやっているところを
イメージしてしまいます。
イメージに伴う感情が不快なものなら、
あなたはそこへ近づきたくなくなってしまいます。
「やらなきゃ！」と思えば思うほど、
やる気が失せてしまうのは、
あなたのイメージに伴っている感情が、
不快なものだからです。
終わってしまえばきっと気持ちがいいはずです。
清々するはずです。
やっと終わった、とホッとするかもしれません。
いずれにしてもその感情は、
不快なものではないはずです。
面倒くさいけどやらなきゃいけない、ではなく、
やるんだと決断してやる、でもなく、
気合や根性ということではなく、
あなたのセルフイメージはどうなっているのか、
あなたはどこをイメージしているのか、
それによってあなたの感情も変わります。
終わったらどんな感じがするのか。
終わった自分はどんな感情を味わっているのか。
早くその自分になりに行きたくなったら、
その自分になりに行けばいいだけです。
《終わった自分》というのが、
《なりたいあなた》です。
そこが目的地です。
お店に行くにしてもハワイに行くにしても、
途中の行動にモチベーションはありません。
目的地に向かっている時も、
そこにたどり着いた自分を
イメージしながら向かっているはずです。
そして、そのイメージが、
あなたが目的地へ向かう時の
モチベーションになっているはずです。
わたしたちは
《なりたい自分》という結果にこそ、
情熱を感じています。
途中の行動にモチベーションなんて湧きません。
《行動》に対して、
初めからやる気になんてなれないのです。
セルフイメージが《やる前のあなた》のまま、
これからやろうとする行動に対して、
なんとかやる気を出そうとするから、
余計にやる気が失せてしまいます。
そうではなく、
終わったらどんな感じがするのか。
終わったあなたはどんな感覚を味わっているのか。
そこがあなたの《なりたい自分》です。
そのイメージに快適な感情がともなえば、
あなたはそこへ行ってみたくなるはずです。
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