ガルシアです。
昨日の補足です。
最近の連載がまだの方はこちらからどうぞ。
つまりあなたのすべてのタスクやMUSTは、
その先になりたい自分がいるからこそ、
発生しています。
だから、あなたの将来に「なりたい自分」がいなければ、
MUSTは絶対に発生しません。
楽器を弾かない人や、部活をやっていない人は
「練習しなきゃ！」とは思わないのです。
そこに「もっと上手くなりたい」
というあなたの欲求＝WANTSがあるからこそ、
皮肉なことに、その手前にMUSTが立ちはだかってしまうのです。
そう考えたら、
【MUSTなんてそもそも最初から、そこには無かった】
そこにあるのは、ただ、
「なりたい自分」になるための予定だけだった、
ということになります。
ここで、MUSTを無くしていく過程で、
多くの人が陥りがちな注意点について書いてみます。
MUSTはあなたの行動＝ＤＯに対して感じていること、であるのに対し、
WANTSは将来のなりたいあなた＝【結果】に対して感じている、
ということです。
だから、たとえMUSTでは無くなったとしても、
必ずしもその行動を「やりたく」なったり、
好きになったりするわけではありません。
起きなきゃ！→起きよう
買い物に行かなきゃ→買い物に行こう
うちを出なきゃ！→うちを出よう
「～～しなきゃ」が「～～しよう」という【予定】に変わるだけです。
「～～しなきゃ」では無くなったからといって、
それを「したくなる」わけではありません。
だから
起きなきゃ！→起きたい！
にはならないのです。
「MUSTを外したのに、やりたくならないんです」とよく質問されますが、
「間に合うように会社に到着する自分」になりたい（WANTS）のであって、
MUSTを外したからといって、
起きたくなったり、満員電車に乗りたくなったりするわけでは無いのです。
こちらの記事も参考にしてみてください。
↓一見タイトルは違いますが、こちらのブログも内容は今回のことについて書いています。
理屈もしくみも分からず「とにかく言い換えてみましょう」
と言っているのではありません。
そんなことをしても、きっとあなたは
「言い換えなきゃ！」と思ってしまい、
そうやって、また新しいMUSTが増えてしまうだけです。
そうではなく、
MUSTの向こう側にWANTS＝「なりたい自分」がある、
ということは、あなたの日常のタスクはすべて、
「なりたい自分」になりにいくための行動だった、ということです。
だから、それはMUSTでもなんでもなくて、
「なりたい自分」になるための予定にすぎないのです。
その自分になりたいのなら「じゃあ～～しよう」
そこまでなりたくなければ「やめとこう」
というだけになります。
だから「やらなければいけない＝MUST」のではなく、
やるのかやらないのか、どちらを選ぶのかは
すべてのタスクに、あなたの自由な選択権がある、
ということです。
本やセミナーなどで、どんなにあなたが感心して、
「明日からそれをやってみよう」と思ったとしても、
「いい言葉を使わなきゃ」
「ポジティブに考えなきゃ！」
「せっかく習ったのだから使いこなさなきゃ！」
などなど、すべてをMUSTに変えてしまったら、
あなたのWANTS＝「なりたい自分」はどんどん見えなくなってしまいます。
そして「やらなきゃ！」と思えば思うほど、
あなたはどんどん面倒くさくなり、ヤル気が無くなってしまうのです。
明日はそのあたりを書いてみたいと思います。
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