ガルシアです。
以前は気になっていたものが、
いつの間にか気にならなくなった。
前はそんなに気になっていなかったのに、
最近どうも気になってしまう。
誰にでもそんな経験があると思います。
自分が好きなものや快適なものに対してなら、
それが気になっていても、
気にならなくなったとしても、
そのことが悩みになることはありませんが、
自分の嫌なところや不快なことが気になる場合、
「すごく気にしてしまっている」
ということ自体が悩みになってしまいます。
快の時も不快の時も、
どちらも同じことが起きているのに、
どうして不快なものが気になる時だけ、
「すごく気になるんです・・・」なんて、
すぐに悩みになってしまうのでしょうか。
もちろん、嫌な部分や不快なところが、
「気にならないようになりたい」
という願望があるからこそ、
「どうすれば気にならなくなるんだろう・・」
と悩んでしまうのですが、
悩みになってしまう原因は、
じつは違うところにあります。
それは、気になっているところや、
気にしていること自体を
《良くないこと》
《なんとかしなければいけないこと》
だと思っているからです。
《そこに関心を持っている》
《今はそこが気になる、なっている》
というただそれだけのことを、
良し悪しや正誤や善悪で判断しているのです。
快適な関心事なら、
そこが気になっていることの
良し悪しなんて考えもしないのに
あなたにとって不愉快な場合だけ、
《気にしている、なっている》ということを
「悪いこと、良くないこと」
だと判断してしまうから、
それが悩みになってしまうのです。
頭の中でそのことばかりを考え、
なんとかしようと思いながら、
気にしないようにする、
気にならないようになる、なんて
そんなことできるはずがありません。
少なくとも、あなたは、
あなたを不快にすることが
気にならなくなるために、
生きているわけではないはずです。
不幸にならないために、
不快な時間を減らそうとするのではなく、
あなたを幸せにするものに、
心を奪われる時間さえ増えていけば、
《いつのまにか》
あなたを不快にするものが、
以前よりも気にならなくなっていくはずです。
他のことに気を取られているうちに、
《いつのまにか》気がついたら、
以前よりも気にならなくなっていた。
そういう経験が誰にでもあるはずです。
気にならなくなる、とはそういうことです。
本やセミナーなどのノウハウで、
直接《気になること》を
なんとかすることはできません。
《気にならない》とは文字通り、
いつの間にか関心が無くなってしまっている、
という意味なのですから。
ちょっと長くなったので、
明日は《気にならなくなること》
について少し書いてみます。
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