ガルシアです。
先日のカウンセリングで、
「コンサルタントの方に
感情に揺さぶられ過ぎている、とか
自己中心的だと言われました」
「どうすれば直せますか？」
それがご相談の内容でした。
本人にとっては、
そう言われたことで、
「そうなのか・・・」
「なんとかしなければ・・・」
と悩んでしまい、
相談したのでしょう。。
でも、僕にとっては、
それが悩みだとは思えないのです。
そんなものは悩みでもなんでもありません。
思わず「それじゃダメですか？」
と聞いてしまいました。。。
「いや。。。やっぱりマズいでしょう」
「なんでですか？」
「なんでって言われても、やっぱり・・・」
まぁ、そうなりますよね。。。
コンサルタントの方が指摘したのは
この方の《現在地に対する感想》です。
しかも、それはその方の
一方的なただの個人的な感想です。
一般的には《悩み相談》と言えば、
こういうことを指すのかもしれませんが、
これは《起きたことの報告》であって、
悩みなんかではありません。
相手の方は、あなたの現在地について、
個人的な感想を述べただけです。
もちろん本人は、
その方を《直そう》として、
欠点を指摘したつもりなのでしょうが、
それが《合っているか間違っているか》
を確かめる方法なんてありません。
あくまでも個人的な感想ですから。
問題はそこではなく、
それを言われた方が、
なぜそれを欠点だと受け止めてしまったのか。
なぜその指摘が「正しい」と思い込んでしまったのか。
なぜそれが悪いことだと思ってしまったのか。
なぜそこを「なんとかしなければいけない」
と思ってしまったのか、
思わされてしまったのか、ということなのです。
感情で生きている、ということと、
それが良いことなのか悪いことなのか、
ということに
なんの因果関係もありません。
自己中心的に生きている、と言われたら、
例外なく誰だってそうです。
自己中心的に生きていない人などいません。
あ、本題と違うので、
その話は今日は詳しく書きません。。。
あなたの今がどんな状態なのか、
そしてその状態を他の誰かが、
どう思うのか、ということと、
あなたがそのことを、
「良くないことだ」
「悪いことだ」「欠点だ」
「直さなければ」と思ってしまうことは
全く関係の無いことなのです。
もちろん本人にも
少なからず心当たりがあったからこそ、
ただの他人の感想を、
「当たっている」と思い、
「そこが問題なのだ」と思い、
「そこを何とかしなければ」
と思ってしまったのでしょう。
でも、そこを悩みのスタート地点にして、
「解決しなければ」と考えてしまうことが
そもそも間違えています。
大切なことは、
あなたが今、どんな状態なのか、でも、
今の自分を採点したり、
〇×をつけたり、
どこを改めるべきなのか、
を考えることでもなく、
《どんなあなた》になりたいのか、
ということなのです。
大切なことなのでもう一度言います。
あなたにとって一番大切なことは、
《〇〇では無いあなた》ではなく、
《どんなあなた》になりたいのか、
ということなのです。
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