ガルシアです。
「なかなか思い通りに評価されない」
「こんなにがんばっているのに、ちっとも評価してもらえない」
そんな思いが高じてしまうと、
今度は評価してくれない相手を恨んだり、
なんとか評価してもらおうとやっきになったりして、
かえって事態を悪化させてしまうことがあります。
もちろん、世の中には
不当に評価されていない人がほかにもたくさんいます。
その人がいる環境によって、
評価されやすかったり、されにくかったり。
上司が部下の能力に気づきやすい人なのか、
それともまったく気づきにくい人なのか。
環境はつねに不公平です。
あなたの思い通りにはなりません。
でも、そんなことは当たり前のことです。
いつでも常にあなたが正当に評価される環境なんて
世の中のどこにも存在しません。
あなたがどんなに《このくらいは評価してほしい》と思っても
そんなものはあなたの頭の中だけに存在するイメージです。
他人があなたをどう評価するのか、は
他人次第であり、
そもそもあなたがコントロールできることではありません。
他人の評価は他人の評価。
それは厳然たる事実です。
その評価をあなたがどうしたいのか、
どうすれば認めさせることが出来るのか、というのは
また別の話です。
でも、他人の評価を変えようとする前に、
その前に、もっと大切なことがあります。
他人の評価を基準にして、
そのことであなたが振り回される前に、
あなたはあなたのことをどう評価しているのか。
「どうせわたしなんて・・・」と思っていないか。
自分の能力に対して、正当な評価を与えているのか。
そのほうが、他人の評価なんかよりも、
あなたにとってもっと大切なことなのです。
「どうすれば他人に評価されるのか」
ばかりを考えている人のセルフイメージは
「わたしは評価されていない人」です。
どうすれば他人に評価されるようになれるのか、を
考えている、ということは、
今はまだ評価されていない、と
自分で自分のことを思っている、ということです。
評価されていないことが、たとえ事実であったとしても、
セルフイメージはそうなっています。
評価されていないからといって、
「どうすれば評価されるのか」を考えるのではなく、
それよりも、もしも他人に評価されたとしたら
どんな感じがするのか。
そんなあなたになったらどんな気分になるのか。
周りから高く評価されている自分なら、
どんな言動を取るのか。
そんなあなたにふさわしい選択や言動はどれなのか。
そんな言動を今、選択していないことこそが、
あなたが評価されていない原因ではないのか。
あなたが今取ろうとしているその行動は
憧れのあなたと同じ行動なのか。
もしも憧れのあなたなら、
あなたはその言動を選択するのか。
憧れのあなたなら「どうすれば認めてもらえるか」
なんてきっと考えていない。
もっと素敵なあなたなら、どんな言い方をするのか。
あなたが高く評価してしまうようなあなたなら
どんな対応をするのか。
そのイメージだけを考え、
あなたの日々の選択や言動が
「憧れの自分なら、もっと素敵な自分ならどうするか」
ということに焦点がいってさえいれば、
あなたは「どうすれば評価されるのか」
なんて考えに振り回されることはありません。
そして、そうなったあなたを周りが評価しないはずはありません。
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