ガルシアです。
もしもあなたが「君にも出来る！」
と誰かに言われて、
「そうか、わたしにも出来るのか」と思って、
それで出来るようになるのならいいけれど、
もしも出来なかったときには、
ついつい出来なかった自分を責めてしまいがちです。
出来るはずなのに、出来ない。
そんな時は、
自分のやり方が間違っているのか、
努力が足りないのか、
教えられたやり方が間違っているのか、
のどれかになります。
でも、教えられたやり方が間違っている、とは
あまり考えません。
なぜでしょうか。
人は自分の判断で、
時間や費用を費やしたことは
間違っていた、とは考えたくないのです。
というよりも、そんなことを
そもそもあまり考えたりはしません。
だから、つい「出来ないのは自分のせいだ」
と考えてしまいます。
ノウハウを取得しようと決めた判断力や
そこにかけた時間や費用が
「間違っていた」とは思いたくないから。
だから「悪いのは自分」ということになってしまうのです。
そうやって出来ない理由の
《安易な落としどころ》を見つけてしまいます。
これが自己否定してしまう、
大きな理由のひとつです。
言われたことが正しい、という前提で思考が進むと、
出来ないのは自分のせい、
つまり悪いのは自分、ということになってしまいます。
でもそれは、正しいか間違っているか、
良いか悪いか、という
善悪、良し悪し、という世界観です。
その考え方が、あなたが洗脳されている証拠です。
あなたがそれを出来るかどうか、いう事と、
その手段を使って、
その自分になりたいのかどうか、は
別の次元の話です。
あなたの今の日常生活は、
出来ないことややれない事よりも、
出来るんだけど、わざわざやらない、
ということの方がはるかに多いのです。
あなたにその能力があるかどうか、
つまり、出来るかどうかということと
あなたの幸福度は、なんの関係もありません。
「誰でも出来る！」なんて言われたら
ついつい疑わずに、すぐにそれを信じてしまいます。
でもじつは、その瞬間が洗脳された瞬間なのです。
大切なことは、あなたが出来るかどうか、なんかじゃなく、
たとえ出来ても出来なくても、
そんなこととは関係なく、
あなたが、それが出来る自分に「なりたい」かどうか、なのです。
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