ガルシアです。
日々いろんな方のカウンセリングや
コンサルティングをしていますが、
多くの方が、さまざまなことで悩んでいます。
今日はそのことについて、
これまで書かなかった角度から、
少し書いてみます。
悩んでしまうことの、
根本的な原因やしくみについては、
こちらを参考にしてください。
今日は、
「なぜ悩みは発生してしまうのか」
「どうすれば悩みが発生しなくなるのか」
「そこを問題視してしまう、根本的な原因はなんなのか」
といった、これまでに書いてきたことではなく、
実際に悩んだときに、
ぜひやっていただきたい、というか
覚えておいていただきたいことがあります。
ほとんどの場合、
悩んでいるときには、
「これ、どうしようかな・・・」と
その対象について考えています。
でも、ちょっとだけ考えて欲しいのです。
「今悩んでいるのは、具体的には
どの点について悩んでいるのか」と。
Aを選ぶかBに進むか。
そこで悩んだときには、
Aを選んだ場合のシミュレーションをやったり、
Bに進んだ場合のメリットやリスクを考えたりします。
ほかにもいろんな対処法があるのでしょうが、
要は《AとB》について考えて、
悩んでいるわけです。
そうではなくて、考えていただきたいのは、
「AとBのどの点について悩んでいるのか」
「なにがハッキリしなくて悩んでいるのか」
つまりAとBでは違いがあるからこそ、
悩んでいるわけで、
どちらもまったく同じものなら悩みません。
これバリエーションが多岐にわたりすぎて、
なかなか一般化できる適切なたとえ話が
浮かばないのですが・・・
たとえばあなたがスピーカーを買いに行ったとします。
A：性能はいいが高い
B：安いけれど音質がイマイチ
この二択で悩んでいるとします。
このときは音質と料金のバランス、
つまりコストパフォーマンスで悩んでいるわけです。
でも、そもそもなんで悩んでいるのか。
なにがスッキリしなくて悩んでいるのか、というと、
「どのくらいの性能なら、いくらまで払えるのか」
という基準があいまいだから悩んでしまうのです。
最初に書いた、
「具体的にはどの点について悩んでいるのか」
という点では、この場合は
《コストパフォーマンスの基準が無くて悩んでいる》です。
この基準が最初からハッキリしていたら、
悩む必要はありません。
もちろん音質は数値化できるものではありませんから、
ことはそう単純ではないでしょうが。
では、あなたがパソコンを買いに行ったとします。
そうです。
大切なことは、
「いくらのスペックなら、いくらまで払えるのか」
この基準があいまいだからです。
あなたが今悩んでいるのは、
そもそも《どの部分》がハッキリしていないから、
悩んでいるのか。
逆に言えば、ハッキリしていない部分が無ければ、
あなたはそもそも悩んでなんかいないのです。
「これ、どうしようかなぁ・・」と思ったときには、
《あなたにとってよく分からない、ハッキリしていない部分》
が、悩みの中に必ず隠れています。
【悩んでしまうのは、好みが明確じゃないから】
もちろん、それはそれで真実ですが、
悩んでしまったときには、ぜひ
《どこがハッキリしていないから、悩んでいるのか》
を探し出して、言語化、もしくは文章化してみてください。
必ず解決の糸口が見つかります。
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