ガルシアです。
今日は先日書いたこちらの記事と対になっています。
お互いに補完していますので、まだの方はこちらからどうぞ。
日々、ビジネスのことや、マーケティングのことや、
健康のことや恋愛のことなど、
さまざまな職種の方のさまざまな悩みを聞きますが、
やはり、一番多いのは、
「その自分ではいけない」という思い込みが元になっている悩みです。
「このままではいけない」と思ってしまうと、
「変えなければいけない」と思うようになります。
そのまま進むと苦しくなるので、
「変わらなくてもいいよ」と言う言葉に救いを見出します。
「変わらなくてもいいんだ。。」と、ホッとしたりします。
でも、ほんとうは変わりたいので、
「変わらなくてもいいよ」ばかりでは満足できなくなります。
そしてまた、変わるために本を読んだり、
あちこちのセミナーに行ったりします。
でも、そんなことをいくら繰り返しても、
しょせんは「いいか、悪いのか」という、
良し悪しの世界をぐるぐるしているだけです。
自分で決められないから、
誰かが出した答えに頼って、
決めてもらおう、としているだけなのです。
そこからさらに、いくつかに分岐していきます。
「変われない自分を責めずに、そのまま愛してあげる」とか、
「変わりたいと思っている自分も認めて、愛してあげる」とか。
「変わるために努力した自分を、まずは褒めてあげる」とか、
「変わらなくてもいい、と自分を認めて、許してあげる」とか。
あるいは、ほんとうになりたい自分を見つけに行く、とか
なりたい自分の探し方、や
潜在意識を活性化させて自分を変化させる、とか、
出来ることをとりあえずやってみる、とか。
もう右往左往することになってしまいます。
その、すべての元凶は、
今いる現在地に対して、
「良い場所か悪い場所か」
「このまま、ここにいてもいいのか、悪いのか」
ということをジャッジしてしまっていること。
つまり、良し悪しという基準をスタート地点にしていることが、
そもそもの悩みの原因なのです。
今あなたがいる場所は、
「なぜそこに来たのか」
という経緯やストーリーはあるでしょうが、
今さらその場所の良し悪しを判断したところで、
そのジャッジからは、
どこにも移動できないのです。
これは、良し悪しを言ってもしょうがない、
という話なんかではなく、
場所の良し悪しなんて、そもそも最初から無かったのです。
そこにあるのは、その場所に対するあなたの
「そこが好きか嫌いか」
「そこにいたいのか、いたくないのか」
「そこにい続けたいのか、よそへ行きたいのか」という、
あなたの好みの問題だけなのです。
あなたはそもそもどこへ行きたいのか。
どうなりたいのか。
それももちろん大切なことですし、
そのことはくり返し、いつも、
いろんな言い方で過去のブログに書いている通りです。
そして、いつも言っているように、
「あそこへ行きたい」と「ここが嫌い」はぜんぜん違うのです。
でも、あなたが今いる場所が嫌いで、
いつもいつも「ここほんと嫌だなぁ」と思っていると、
あなたの潜在意識は、
いつもその場所のイメージばかりを受けとってしまいます。
あなたが、どんなに逃げ出したいと思っても、
どんなにそこにいることを認めたくなくても、
潜在意識はその「嫌いな」今いる場所のイメージだけを受け取るので、
あなたはますます、
「今いる場所が、よりいっそう嫌いなわたし」
というセルフイメージになっていくのです。
あなたが立っている場所は、
「今現在」はそこなのです。
その事実は変わらないのです。
それはそれで諦めてください。
そこに目をつぶり、
そこにいないフリをしたり、
違う場所だと思い込もうとしても、
そもそも、スタートラインの認識を間違えてしまったら、
進む方向も角度も間違えてしまい、
ますます、あなたはどこへも行けなくなってしまうのです。
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